【空はどこまでも青い】
「ご臨終です」
ゴールデンウイークの終わり頃から
体調を崩した父親が
16日の夜、全く苦しむことなく
息を引き取ったのです
89歳でございました
力を込めて父親を抱き触れた時
その父親のあまりに小さくなった身体がとても悲しく
あの怪物のような豪快な父親の面影は
どこにもなかったのです
身体を触れることすら怖く
昭和の典型的な超亭主関白、カミナリ親父で
母親の言うことなど一切耳にせず自由奔放で
子供に対しても絶対的存在だった父親に
冗談でも身体に触れることなど
許されないような父親を
初めて力を込めて抱いたのです
こんな父親には絶対ならないと
苦労をしていた母親を見ながら生きて来ました
しかし母親はそんな父親を
自分の命に代えても愛していました
子供の頃は全く理解出来なかったのですが
命尽きようとするほんの数日前でも母親は私に
「お父ちゃん頼むな」
と懇願していました
もちろん出来る範囲のことは
全てやってきたつもりですが
それでももっと出来たのかも?
と思うことが多いのです
そんな父親の最後を我が家で
家族葬という型で甥っ子や姪っ子も呼び
本当に見送りたい人たちだけで行い
そして明るく明るく父親の豪快伝説を
私がお話させてもらったのです
しかし話していくうちに
恥ずかしいくらい涙が溢れたのは
全員が哀しいくらいの予想通りの展開になり
最後は全く訳のわからない末孫のいっぺいまでもが
泣き出すという福山家伝統的な
涙脆い血筋が爆発したのです
しかし思い起こせば ほとんどギャグのような
父親の生き方や面白さは
本の二、三冊は出せるくらいで
いつか機会があれば書きたいくらいなのです
無事なんとか役目を果てせたかな?
とひとり自宅の屋上に上がり空を見上げると
その空はどこまでも青く
そしてその青さはどこまでも広く明るく
あの父親がこんな私を見たらきっと
「ベラベラ喋りおって!ええかげんにせんか!!」
と大きな声で怒り
そして笑い飛ばすような 気がするのです

最後までご愛読ありがとうございます
生前お世話になった皆様方
父親を愛してくれた全ての方へ
この場をお借りして心から感謝申し上げます
本当にありがとうございました
真剣にご結婚をお考えの貴方
おせっかいな私達にお任せ下さい。
資料請求の方はこちらから
メールでお問い合わせの方はこちらから
ご来店ご予約の方はこちらから
お電話の方はこちら078-797-5398です
心よりお待ちしております。
Posted at 09:39