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それぞれの桜  [2016年04月03日]
【それぞれの桜】
 
 
「先生、お花見行って来ました!満開!」
 
 
卒業した会員さんから
 
本日デートだった会員さんから
 
送られて来た、それぞれの桜は
 
どれも見事に満開で
 
見応え充分な
 
「日本の美」そのままでありました。
 
 
 
そんな写真をにやけながら見ていた私たちは
 
昨日、施設に入っている父親に会いに行き
 
少し時間が出来たので
 
春を感じることが出来れば。。と
 
おぼつかない足元なので
 
休みながら休みながら
 
一歩ずつ確かめるように時には車椅子に乗せ
 
 
しかし、出来る限り歩こう。と
 
かろうじて桜が見える場所までやって来たのです。
 
 
それでも、ホームの玄関から
 
少し出ただけの場所で
 
そこからは急な坂になるのと
 
少し薄着で来たものだから
 
 
「親父。ここでええか。」
 
 
「おう。ええわ。。」
 
 
と、耳を近づけないと、その声が
 
春の風に?も負けそうなほどで。。
 
 
「コーヒー飲もか?冷たいコーヒー
 
 缶コーヒーでええか?」
 
 
「ああ。」
 
 
「春やな、ほらあれ見てみぃ。桜やで。」
 
 
「さ。く。ら?」
 
 
「そや、桜や。」
 
 
「ほうか。コーヒー美味いな。」
 
 
「桜は興味ないか?(笑)」
 
 
「そやな。コーヒーのほんが美味いわ。」
 
 
それだけ言って、眼を閉じた。。
 
 
「何か今日おじいちゃん、元気ないか?」
 
 
心配した家内の声を聞いた途端。
 
何かを思い出したかのように!父親が
 
パッと眼を開き
 
 
「よっちゃん!桜や!」
 
 
それはそれは、元気だった頃。。
 
今だからこそ
 
「親父、あのな。。」と言えるものの
 
警察官、それも暴力団担当の
 
通称「丸暴」だった親父は
 
私たち家族にとって絶対的な君主?で
 
その上暴君?だったのです。
 
 
そんな親父に口応えなど
 
子供の頃には絶対考えられなくて
 
「父親の言うことが全て」だった
 
典型的な古い昭和の父親だったのです。
 
 
そのおかげで母親は
 
本当に苦労をしたし
 
それが普通?だと育った私には
 
家内と結婚した当初は
 
全く正反対の家庭で育った家内とは
 
夫婦のあり方?で、かなり戸惑ったのも事実です。
 
 
しかし、そんな父親が
 
私の手を離すまいと握る手は力なく
 
それがどこか悲しいのです。
 
 
それでも、施設に入る前とは見違えるほどの
 
元気さも時には見せるのが
 
甲斐甲斐しくお世話をしていただいている
 
施設の方のおかげだと
 
頭が下がりっぱなしなのであります。
 
 
「おじいちゃん、元気やね、大きな声出たね!
 
 良かったね、桜見れたね。」
 
 
「ホンマやな。(笑)桜やな。」
 
 
と、昔の元気な顔がそこにはあり
 
 
「おじいちゃん来年も見たいね。」
 
 
そう言って私を見た家内がウインク。。
 
 
その言葉には
 
「お父さん頑張ろうね」
 
と言っているような気がして。
 
 
この桜は来年も
 
私たちの前で優しく花開くのだろうか?
 
 
最後までご愛読ありがとうございます。
 
 
それぞれの場所でそれぞれの桜が
 
今年も綺麗な満開になりました。
 
春は誰にも優しく、そして愛おしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                       

 

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Posted at 09:39