【お風邪引いてまちゅね。】
「先生、夜分すいません。
今、お電話大丈夫でしょうか？」
「もちろんじゃないか！大丈夫。」
ところが。。
実は大丈夫じゃなかったのです。
銭湯上がり、コーヒー牛乳を
飲もうとしていたまさにその時
男性会員さんから電話が入ったのです。
狭い銭湯の休憩処なので
一度スリッパを履いて表に出て
彼と電話で喋りながら
静かな下町なので
「大丈夫や！問題ない！心配いらん！」
大きな声で言ったつもりはないのですが
銭湯に入っていくおばあちゃんが
「あ。。怪しそうな人。。」
そんな顔をしたような気がして。。
結果約１時間程度
彼と電話で話しをしていて切る間際に
「先生、今、外ですか？」
「そやで。お風呂屋さん。」
「それは、風邪引きますよ！
すいません！長い時間喋って。」
「そんなこと、どうってことないわ（笑）
大丈夫、またいつでも 電話しておいで」
恋の悩みに時間も場所も関係ないわ。。
と最後にまた偉そうに言って電話を切った時に
実は薄いシャツ一枚だったことに気づき
「寒いがな。。」
と急いで銭湯に戻ると
その休憩処で家内が
リポビタンDを飲んで待っていた。
「お父さん、大丈夫？風邪引くよ。
もういっぺん入って来たら？」
「もういっぺん？要らん要らん。
大丈夫や、風邪なんか引くか。さぁ帰ろ。」
風邪？冗談じゃない！
そんな弱肌ちゃうわ！
と 帰りの車中で家内に言うと
ゲラゲラ笑いながら
「そうでちゅか。
明日の朝には、ショウジちゃん。
お熱出まちゅよ。お喉痛いでちゅよ。」
たまに、私に赤ちゃん言葉？で
喋りかけるのは
幼稚園の先生の免許を持っている
家内の職業病？か。
「アホか56歳やぞ。お熱なんか出るか！」
「だったら良いんでちゅけどね。」
しかし。。
結果翌日、朝起きたら
悲しいかな喉痛い。熱っぽい。。
しかし、これを家内に言う訳にはいかない。。
「だから言ったやん。。」
と言われるのも癪にさわる。。
なので、ごく普通におはよう！をしようと
「おお、散歩行こか？
チョー君！ うん！ええ天気や！」
と少し張り切った声を出して
寝ている家内を起こそうとすると
布団から、ガバッと！勢いよく顔を出し
「お父さん風邪引いてるね。
無理してるからわかる（笑）
そんな明るい声で起きたらバレバレ（笑）
いつもと全然違うやん（笑）」
と布団がひっくり返る？くらい
大笑いされたので
「大丈夫じゃ！問題ない！」
と言うと
「あーそうなんやね。（笑）」
と言ってチョコを抱きしめ
「お父さん、お風邪引いてまちゅよ。
チョーくん、移りますよ。。」
と言われたので、チョコに
「こっちおいで。」
と抱こうとしたら
「ワンワンワン！！」
と家内の布団の中から威嚇。。
アホかこの犬。。
もう散々。。 お風邪て。。
最後までご愛読ありがとうございます。
風邪？大丈夫です！
もう全快。
基本、病気には大袈裟らしい。。
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Posted at 09:39