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氷点  [2014年11月01日]
”氷点”
 
 
「お前もこれ読んでみ。。
 
  凄い泣いてしもたわ。。お母ちゃん。。」
 
 
「何、読んでたん?」
 
 
「三浦綾子先生の氷点や。。」
 
 
「どんな小説なん?」
 
 
「そりゃもう。。悲しいて切のうて。。
 
  グググ。。。」
 
 
 
クリスチャンでもある
 
医師の辻口啓造は
 
妻 夏枝が村井と密かに逢引中
 
(まだ深い仲まで進展していない)に
 
佐石土雄によって娘のルリ子を
 
絞殺される不幸に遭う。
 
啓造は信仰するキリスト教の教え
 
「汝の敵を愛せよ」の実践と
 
妻の背信行為に対する
 
屈折した復讐心
 
 
(実の娘に手をかけて殺した
 
 男の娘とも知らずに育てさせ
 
 頃合を見て真実を知らせて
 
 落胆する夏枝を見たい)
 
 
から、佐石土雄の娘
 
(しかし、本当の親は
 
 中川光夫と三井恵子で
 
 佐石とは血縁関係は無い)
 
陽子を引き取る
 
(陽子の名前は夏枝がつけたものである)
 
 
陽子が小学1年生になったある日
 
夏枝は啓造の日記から
 
挟まれていた手紙を見つける。
 
その内容より、陽子の真の出自
 
(養子である陽子は
 
 自分の実娘の殺人者の娘である事)
 
や、何も知らずに陽子を
 
育てていることに気付いてしまう。
 
そして、陽子の首に手をかけたのであった
 
(その後も、中学校の卒業式に
 
 陽子が読もうとしていた答辞を
 
 白紙に変えたり、北原が一度送った
 
 手紙を北原に返してしまったりしている)。
 
一方、陽子のほうも
 
牛乳配達の手伝いをしていた
 
小学4年生のときに
 
自分は本当は辻口夫妻の
 
実の子では無い事を知る
 
(その時に受けたショックの為
 
 牛乳配達の仕事を辞める)。
 
高校生になった陽子は
 
徹(義兄)の大学の同級生の
 
北原という青年と出会う。
 
陽子は北原に好意を持ち
 
北原は、陽子に結婚を申し出る。
 
しかし夏枝は、陽子が実の子供の仇
 
(殺人犯 佐石)の娘であるということを
 
2人に向かって言う。
 
そんな母親の仕打ちにより
 
追い詰められた陽子は・・・。
 
 
 
こんな内容だったのですが
 
当時高校生だった私に
 
今は亡くなった母親が
 
大好きだった「三浦綾子」先生。。
 
 
私の小説好きなのは
 
どうやら母親似であるらしい。。
 
 
読み終えた私に母親が
 
 
 
「泣いたやろ?
 
 お母ちゃん、助けたいわ陽子ちゃん。。」
 
 
 
「なんぼなんでも、悲し過ぎるで
 
 こんなんアカンわ。。」
 
 
 
「でもな、ええ話があったな。しょうじ。。」
 
 
 
「どこやった?」
 
 
 
「許すって。。人が人を許す。。
 
 これの難しさやな。。」
 
 
 
「難しいやろな。。
 
 憎んで、憎んでる人間を許すか。。」
 
 
 
「お母ちゃん、許すわ
 
 お前が昨日のテスト赤点取ったん。。」
 
 
 
「そういう意味なんか。。許すって。。」
 
 
 
「まぁ、お前もいつかわかるわ。。
 
 許すべきってな。。いろんな事をやで。。」
 
 
 
 
と言っていた母親が倒れ
 
10年以上も寝たきりで亡くなった母親が
 
身動きすら出来ないベッドの上で
 
何も喋れなくなった自分の
 
人生を回顧しながら
 
私は、ふと母親は
 
 
 
「許さざれる人」
 
 
「許す事」
 
 
 
を考えていたんじゃないかと。。
 
 
そんな事を考えながら
 
時間を過ごしていたんじゃないかと。。
 
 
そして、全てが、母親の中で
 
「許す」ことが出来たとき
 
自分の人生に
 
幕を降ろしたんじゃないかと。。
 
 
先日、三浦綾子先生の
 
ご主人が亡くなり
 
古い本棚から、「氷点」を引っ張り出し
 
一ページずつ、読んで行くと
 
ページがめくれた時の本の匂いが
 
母親の匂いがしたのです。。
 
 
「オカン。。」 もういい。。もういい。。
 
 
オカンが生きてたら。。
 
もっと私は、いろんな事を 聞きたかった。。
 
 
いつまでもマザコンやなぁ。。俺は。。
 
 
 
オカンが言ってた。。
 
 「許す」
 
それって難しいよなぁ。。
 
 
 
最後までご愛読ありがとうございます。
 
 
ホンマにオカンは本が好きやったなぁ。。
 
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Posted at 09:15