【母の誕生日】
1月4日
母が生きていたら90歳の誕生日だった
9年前に長い長い闘病生活の末
亡くなった時私は
「オカン!ありがとな!
これで ゆっくり休めるな
もう頑張らんでええんやで」
何度も何度も頭を撫でていた
小さくなったオカンが頷いてくれて
涙を流しているようにも見えた
末っ子の私は完全なお母ちゃん子で
とにかく母親が大好きだった
元気の塊みたいな母親が68歳の時
突然「脳梗塞」で倒れ
病院に駆けつけた時に
「今晩がヤマです。」
と言われ
目の前が真っ暗になり
一晩中、集中治療室の前で祈りながら
朝を迎えたのです
何とか一命を取り留め意識が回復した
その3日後、2回目の「脳梗塞」になり
これが決めてで
その後12年間の闘病生活になったのです
それでも担当医からは
「いつ何があってもおかしくない」
と 言われ
私はずっと母親の「死」を
覚悟するしかなかったのです
もちろん諦める訳にはいかない!
と、考えられること
出来ることは全てやる!
その時家内が
「とにかく後悔しないように頑張ろう」
と、言ってくれたのが本当にありがたく
結果、ある意味奇跡的に
そんな私を見てられないのか
母親は頑張ってくれ12年の猶予を私に
与えてくれたような気がするのです
昨日、仏前の母の顔を見ながら
「オカン誕生日おめでとうな。」
と 言うと
「お母ちゃん今日誕生日か!
知らんかったわ!
それはそうとお前も年取ったな
お母ちゃんびっくりするわ
そらお母ちゃんも年取るはずや(笑)」
間違いなくこんなことを言いそうと思いました
最後までご愛読ありがとうございます
写真は生前母親が好きだった忘れな草です
Posted at 09:39