【24年の歳月】
「1995年1月17日か。。
もう24年も経ったんやね。」
家内が台所で洗い物をしながら
ふと手を止めて遠い記憶を探るように呟いた
忘れもしない神戸の大震災のあの24年前
家内にとっては震災はもちろんですが
24年前、大好きだった父親を亡くしたのです
「癌」だと宣告され4年が過ぎ
この年を超えると癌宣告から5年経つことになり
ひとつの目安になる「癌の再発なし」になるかも?
そんな祈り虚しく1995年7月に亡くなったのです
義理の両親の家は東灘区にあり自宅は全壊だとされ
被害が少なかった私たちの家に
約一ヶ月一時避難することになったのです
その時には今思えば癌は再発していて
凄いスピードで身体を蝕んでいたのであります
当時の神戸の病院といえば
万全の態勢だとはとてもいえず
診察を受けるだけでも何時間も何時間も
並ばないといけない状況でありました
しかし義母や家内は
考え得る出来る限りのことをしましたが
震災の年に亡くなったのです

なので家内にすれば
震災の年は父親が亡くなった年で
テレビで震災の様子が流れていると
嫌な記憶が呼び起こされるようになるのです
もちろん今では全てを受け止めているので
動揺することはないですが私はそんな家内が
悲しそうな顔をするのが耐えきれず
出来れば震災のテレビをつけないよう
考えてしまうのであります
しかし神戸は特になのかどのテレビを点けても
この時期震災のテレビになるので
家内には気づかれないよう撮りためしていた
「オールザッツマンザイ」 「すべらない話」
などお笑い番組を見るようにしていたのです
しかしそれらの番組が終わり
食事を済ませて気を抜いた瞬間
テレビを点けたら
「震災特番ドラマ」みたいなのが放送されていて
冒頭の「24年も経ったんやね。。」
になったのであります
いつも万全に明るい家内が
少しでも悲しそうな顔をするのが辛く
パッと話を切り替えようと
「すべらない話、最近あんまおもんないな」
と言うと
「まあまあやね(笑)」
と、いつもの調子になったのですが
こんな毎年の私のバレバレの言動や行動を
家内は気づいているのだろうか?
最後までご愛読ありがとうございます
しかしあれから24年か。。 早いなぁ。。
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Posted at 09:39