【先輩面は辞めます。】
「先生、今お時間大丈夫ですか？
仲人の先輩にお聞きしたいのです！」
「はいはい。どうしたの？」
「いやぁ、一体どうしたら
成婚までいってくれるかな？
って思いまして。。」
「悩んでるの？」
お電話のお相手は
仲人の後輩？といっても
私より後に開業された仲人さんで
頑張ってらっしゃると思うのですが
なかなか成婚率が上がらないことに
少し悩んでるとお電話があったのです。
「何か、これ！といったポイントがありますか？」
「ポイント？」
「そう。背中押すタイミングとか。。」
「うーん。。難しいなぁ。。
会員さんそれぞれの個性があって事情があって
「結婚に対する想い」がちゃうからなぁ。。」
「先生が一番大切だと思う
タイミングは何ですか？」
そう言われても。。と思いながらも
何か、ここで先輩？としていい格好をしたいと思い
「そうやな。。まず輝くことかな？」
「輝くこと？」
あっちゃー。。。言ってもうた。。
思わず声にしてしまった、輝くこと。。
今思えば
どうしてあんなことを言ったのだろうか？
しかし、ここは辻褄を合わせ
「そう。輝くこと。
要は自分が輝くことが大切かな？」
「自分が輝くですか？会員さんじやなく？」
アカン。。そんなに食いついていない。。
どうしようか？
いやいや。。ここは、これで押し通すしかない！
「そうやな。自分が輝いてたら
会員さんも そうなんや。。
この人は間違ってない。。
この人を信じたい！ と思わんかな？」
「うーん。。。深いですね。。」
アカン、やはり反応が悪いぞ。。。
少し、強引過ぎたか。。
「まぁ、深いわな。
仲人の仕事はホンマ深いよ。」
「そうです！深いです！やってて思います！」
おお！！これはいい反応だ！
これにシフトしてしまおう！
「そう！やればやる程、深いと知る。
それを思い知ることから始まるかも しれない。
自分の浅さを知って
初めて人のお世話が出来る。
謙虚に、謙虚に。そうすれば
ご縁が、ありがたく来てくれるかな。」
「なるほど！！！そうですよね！
何となくわかった来ました！
いやぁ、やっぱり先輩に相談して良かった！
ありがとうございます！
また相談に乗って下さい！」
勢いよく電話が切れ
ひとり残った私は、ホッとしたのです。
仲人さんの中では１０年、２０年と頑張って
成婚者を
何百人と出してらっしゃる方からすれば
私など、まだまだ
生まれたてのヒヨコみたいなものなのです。
そんな私が、先輩面して
「仲人とは。。」
なんてまだまだだと思うのです。
もちろん
自分なりの確固とした仲人の定義はありますが
あくまでも一般的な
「成婚への導き方」であって
本当に、誰ひとり、同じパターン！
と云うのは一回もなく
全てが、何もかもが、それぞれ違うのです。
だから、私はこれが正解！と思わないように
していたいと思っているのです。
出来るだけ、柔軟に
教科書通りにはいかない。。と頭で準備して
望むことの方が良いんじゃないか？
と 思っているのです。
なので、後輩？から聞かれたとしても
実はお恥ずかしい話、答えが無いのです。
なので、変な回答？を
してしまうことになってしまったのです。
そうだ！先輩面を辞めれば良いんだ！
なぁんだ。。簡単じゃないか！
うん！それが良い！ ハイ！解決！
最後までご愛読ありがとうございます。
お電話頂いた先生。。。ゴメンなさいね。
ブログにて陳謝。
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Posted at 09:39