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陽が沈むまで。最終話  [2015年05月31日]
【陽が沈むまで。最終話】
 
 
「予告ホームランじゃ!」
 
 
バットの照準を、レフトスタンド方向に向け
 
私は、ヘコビを睨みつけ
 
バッターボックスに入ったのです。
 
 
その時は、私は「花形満」
 
ヘコビは「星飛雄馬」
 
になった様に見えたのか
 
 
「ふっきゃん!花形や!!」
 
 
と やはり、ひろみは
 
ベンチでは一番うるさいのだ。
 
 
「アホ!花形?ちゃうわ。長嶋じゃ!
 
 4番サード長嶋じゃ!」
 
 
しかし、あのヘコビが
 
まるで相手にしていない、みたいな顔で
 
キャッチャーミットから出るサインを
 
覗き込んでいるのだ。。
 
 
「早よ、投げ!。。」
 
 
と思いながらも 頭の中では、先程の
 
 
「カーブや。カーブ」
 
 
が頭から離れないのです。
 
 
「ホンマにカーブか。。」
 
 
と思いながら
 
バットをギュッと強く握りしめ
 
第1球を待ったのです。
 
 
ゆっくりとした、間合いから
 
振りかぶって投げて来た球は
 
外角のストレート!しかも早い!
 
 
「ストライク!!」
 
 
と審判の手が上がり
 
見逃す事など、殆ど無い私が
 
初球に手が出なかったのです。
 
 
それは、頭の何処かで
 
「カーブや。カーブ」と思っていたのでしょう。。
 
 
すると、相手のベンチから大きなヤジで
 
 
「ふっきゃん!!
 
 手が出えへんのんちゃうか!!
 
 ビビっとんちゃうか!!!」
 
 
ならばと、次の球を待っていたら
 
今度は、快心のストレート
 
それもインコースギリギリ。。
 
 
かろうじてファールにしたものの
 
やはりスピードが上がっているのだ。。
 
 
アカン。。やばい。。追い込まれた。。
 
 
そして間髪を入れてくれる事なく
 
三球目 振りかぶった
 
ヘコビの腕から放たれたボールは
 
カーブの?放物線を描き
 
キャッチャーミットにおさまったのです。
 
 
そのボールの軌跡は
 
今まで、私が見たどのカーブよりも
 
落差とブレーキがあり、カーブと云うより
 
それは、もうドロップみたいな
 
軌道だったのです。
 
 
全く、見えなかったのも、手が出なくて
 
三振したのも悔しかったのです。
 
 
「ふっきゃん。。三振や。。。」
 
 
完全にチーム全体が
 
あのヘコビのカーブを見て
 
 
「今日はアカン。。」
 
 
みたいなムードになってしまってたのです。
 
 
しかし、先発のテツオが
 
 
「俺が全部いわしたるわ!」
 
 
とヘコビに負けない ピッチングをし
 
全く両チーム
 
点が入るムードでは無かったのです。
 
 
四球やエラーでランナーは出たものの
 
クリーンヒットは無かった
 
両チームだったのです。
 
 
私も、三振。サードゴロ。四球。。
 
と全くタイミングが合わなくて
 
両チームとも規定の7回の最終回を迎えた時
 
完全に陽が沈み、ボールがはっきりと
 
見えなかったのにも関わらず
 
 
「おい、延長ありか?」
 
 
「当たり前じゃ!」
 
 
と、真っ暗の中
 
ゲームを続けていたのです。
 
 
「今、何時や?」
 
「知らんわ。」
 
 
意地と意地がぶつかっていたのでしょう。
 
 
それでも、時間は残酷で
 
全く野球が出来そうに無い、この状態では
 
無理と判断をせずにはいられなかったのです
 
 
 
「ヘコビ
 
 しゃぁないな。引き分けや。」
 
 
「ふっきゃん
 
 まぁ今日は俺の勝ちやな。」
 
 
「まぁええわ。
 
 ええカーブやったわ。流石や。」
 
 
「こわいわ。気持ち悪いわ。
 
 ふっきゃん、褒めんなよ!」
 
 
そんなやり取りをしているのを
 
両チームのみんなも見ていたのでしょう。
 
 
お互いのチームが仲良く
 
今日の白熱した投手戦を
 
 
「カーブやで、ありゃ卑怯やわ(笑)」
 
 
「はははは!!お前、全部三振やがな(笑)」
 
 
なんて笑いながら、真っ暗なグランドで
 
顔もほぼ判別出来ないのに
 
いつまでも、その場から離れないのです。
 
 
そんな時代だったのでしょうか?
 
あれほど、夢中になれた、野球。。
 
 
誰もが、野球の話をしていたら
 
幸せな気分になったあの時代。。
 
 
子供が
 
スマホもゲームも無かった貧しい時代。
 
 
人と人との繋がりが
 
とても温かい?と感じていたあの時代。。
 
 
もう、あんな時代は終わったのだろうか?
 
 
そうです。終わったのです。
 
 
でも、私には
 
あの陽が沈むまで、ボールを追い
 
 
「またな!ふっきゃん!」
 
 
と手を振り帰って行った彼達を
 
忘れられないのです。
 
 
「今度は、ボコボコじゃ!(笑)」
 
 
いいなぁ。。やはり。。
 
 
最後までご愛読ありがとうございます。
 
 
陽が沈むまで公園で遊ぶ子供なんて
 
今時居るのだろうか?
 
 
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Posted at 09:39