”だから行きたくなかった。。”
「いつになったら行くの？
私一人で行ってもええよ。」
「はぁ。。まだまだ大丈夫やろ？」
「何回言ってんの？とぼけてる？（笑）」
先月、我が家に届いた
「狂犬病予防接種のお知らせ」
「もう、一年経ったんか。。。」
と私。ため息。。
そういえば、毎年春頃に
やってくるなぁ。。と思いながら。。
昨年も、家内に気付かれない様に
車が停めにくい理由をつけ
一人路駐で車内で待っていた。。
家内の逞ましい？腕に
抱き抱えられたチョコは
私の顔を凝視？しながら
助けを求めていた様に見える。。
「お父さん行かないの？また。。」
と、これでもか！と言わんばかりの
軽蔑の眼差しで家内が私を 見ていた。。
そうなのです。。
嫌なのです。。
チョコにとっては意味の分からない注射？で
「ブスッ！」と注射される恐怖はたまらない。。
と思うのであります。。
可哀相で見てられない。。
と云うより。。 助けを求められる感が
絶望的にダメなのです。。
だから、毎回出来るならば
その日？は言い訳をして逃げていたい。。
なのに、こんな時は颯爽と
意気揚々と張り切って行く
性格の悪い家内が
意地悪な顔で囁くのであります。
「お父さん。。ひょっとして。。こ。わ。い？」
「はぁああああ？そんな訳ないやろ！」
「じゃぁ今年は行きましょうね。（笑）」
「いつでも行ったるわ！」
あの日から、もう３週間以上が経った。。
そして昨日、ついに
その日がやって来たのだ。。
「まぁ電話してみるわ。。」
とかかりつけの獣医さんに電話すると。。
出なければいいのに。。
「あぁ。チョコちゃん。。
いつでもええよ。。何時でも。。」
この先生は寝ているのか？
やる気無いのか？
大々的に宣伝なんかするつもりもなく
今時？と思われる
「昭和全開！」な動物病院！
薄暗い病院に
どこをどう見ても お洒落なところが無い！
しかし、この先生の腕は確か！
如何なる時も、一発必中！で
病名を当てるのです。
そして 何より愛情が溢れているのです！
犬を見る眼が優しいのです。
出来るならば
そんな優しい先生であろうとも
お世話になりたくないのですが
チョコが病気？だと思われる時は
先生の所に行くのは致し方なく
私は 行くのですが
元気一杯！のチョコに
わざわざ注射をしに行くのが
何故か抵抗があるのです。。
「ハイハイ、じゃぁ抱いててね。。」
と先生に言われた時に
私が抱けばヨカッた。。
家内に抱かれたチョコは
私の顔に哀願の眼差しで助けを請うのだ。。
「お父さんお助け！」
と私の顔を見るのだ。。
自分が抱いていれば
その顔を見なくて済んだものを。。
それは一瞬の事なのだけれど
ダメなのはダメなのです。。
その後は、先生が
「ちょっとチョコちゃん、太り過ぎやな（笑）
このままやったら、心臓に負担来るで（笑）」
笑てる・・・
すると、すかさず家内が
「そうですよね、この人が悪いんです！
甘やかし過ぎなんですうう」
「そりゃ、ご主人あきませんわ。」
「いやぁいやぁ家内の方が
実は甘やかし過ぎて。。」
とその後は、夫婦で悲しい程のなすり合い。。。
「まぁまぁ。健康で長生きしたいよな。チョコ。」
と優しく言葉を かけて下さった昭和先生。。
御礼を言って、車に乗ってから
またまた家内が 私を口撃！
「お父さんが、オヤツあげすぎやって！」
「心臓に負担が来るって！」
「足にも負担やって！」
「ちょっと考えなアカンよね。」
俺一人が悪いのか？
いつもそうなのだ！
何かチョコの体調が優れない時
必ず私を責める？のだ。
「チョコ。。」
と家内の肩の上に乗った
チョコを触ろうとすると
注射したてで気が立っているのか
「ウーウー」
と言っている。。
何だ！お前は！
だから行きたくなかったのです。。
最後までご愛読ありがとうございます。
しかし狂犬病なんて、まだあるのだろうか？
☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘
真剣にご結婚をお考えの貴方
おせっかいな私達にお任せ下さい。
資料請求の方はこちらから
メールでお問い合わせの方はこちらから
ご来店ご予約の方はこちらから
お電話の方はこちら078-707-6111です
心よりお待ちしております。
☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘☘
Posted at 09:39