”残念ながら”
ちょっと見てきて」
「なになに？
閉店やって。。。残念やね」
近所の当オフィスから徒歩1分の
たこ焼き屋さんが
閉店のご挨拶の貼り紙を
出していたのです。
一週間に一度は、
おやつに、ある時は
昼ご飯に(関西人にはよくある)
いそいそと出かけては
買い出しに行っていた
たこ焼き屋さん。。。
ここには、たこ焼きはもちろん、
美味しいのですが
唐揚げがなんとも安くて美味い！！
前日から、漬け込んだ鶏肉を
高温で“カリッ”と仕上げたお味は
口の中で肉汁が溢れ出し、
なんとも言えない
ソースたこ焼きと
一緒に口に(下品に)食すと
絶妙な味になるのです。
その唐揚げなんと、
大きさは、
ジャンボで持ち帰りの何故か？
紙コップ大に満タン
山盛り入り300円！！
関東の方が聞くとビックリする様な
クオリティとコストパフォーマンスで、
お店も夏頃に改装した
外から見ても綺麗なおしゃれな
たこ焼屋さんだったのです。
「お兄さん、なんぼなんでも
これはやり過ぎやで、
絶対儲からへんやろ？
そんな満タン唐揚げいれたら、
あかんのんちゃう？溢れてもうてるで」
「大丈夫ッス！俺バイトなんすヨ！
へい！お待ち、
めっちうまいっすよ！」
それは、わかってますと
言いたいのですが
その軽さにひっくり返る間も無く
しめて、
たこ焼きワンパックと唐揚げで600円！！
二人で食べても充分な量！
「おい、大丈夫か？あのお兄ちゃん。
何か全然解ってないんちゃうか？」
「そうそう、私も何か心配やわ、
前のおじさんが居た頃はこんなに
一杯入ってなかったもんね。。」
その会話から、
一週間での閉店の貼り紙。。。
やはりと、呟きながらも
残念、二度とあの唐揚げは
食べられる事もないわけで
今日も貼り紙を横目で見て
思い出しました。
「めっち、うまいっすよ！
俺バイトなんで！！」
あのお兄ちゃんどうしてるだろうか？
案外何処かで楽しく
やっているんじゃないだろうか？
「めっち、うまいっすよ！」
最後までご愛読ありがとうございました。
若さはイイね！！
