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子供の頃 クリスマス  [2021年12月24日]
【子供の頃 クリスマス】
 
 
「いらっしゃい!いらっしゃい!
 
 はい!奥さんこうてって!!」
 
 
当時その市場で一番大きな声は私の母親で
 
その次が三男坊の私だったような気がする
 
 
子供の頃といっても
 
すでに小学校三年生くらいになった時には
 
年末の家業の仕事など慣れたもので
 
長靴を履いてハチマキをして
 
店頭でお客さんを捌いていた
 
 
「ハイ金時100、ハイごまめ100
 
 奥さんまけとくからね」
 
 
基本学校が長い休みになると
 
その期間中はずっと手伝いになり
 
年末はクリスマスの時期から
 
大晦日の鐘が鳴る直前まで働いたものでした
 
 
当時、父親が警察を辞め
 
何を思ったか
 
市場で天ぷらやお惣菜の店を始めると
 
商売は当たりに当たりみるみるうちに拡張して
 
多い時など
 
アルバイトのお姉さんが5人くらいいても
 
間に合わないくらいの忙しさでありました
 
 
昭和40年代前半
 
当時誰もしていなかったおせちの販売を
 
母親が考案し
 
事前に予約をいただくのですが
 
きっと時代も良かったのでしょうか
 
それはまさに飛ぶように売れたのです
 
 
その注文量は半端なく
 
お店の中にお重が広がる光景は
 
それはそれはお見事だと思いました
 
 
なのでお重を詰めるのは母親始め
 
パートのお姉さんたちで
 
私はひとつ上の兄と店頭で呼び込み
 
注文を聞いて秤の上に乗せ
 
 
「ハイひじき100グラム」
 
 
それを紙と輪ゴムで止めて
 
お金をちょうだいするのですが
 
天井からぶら下がったゴムで伸びる籠に
 
お金を入れるわけであります
 
 
「あんたよー頑張るなーえらいな」
 
 
とお客さんに言われるのですが
 
物心ついた時から普通にやっていたので
 
自分の中では違和感などなかったのです
 
 
それでも中学生くらいになると
 
さすがにお母さんお父さんと
 
クリスマスケーキを持った
 
クラスの女の子が店の前を通ると
 
少し恥ずかしい気持ちになったのですが
 
やはりここは商売人の子でないといけないと思い
 
 
「〇〇ちゃん、こうてってーまけとくで」
 
 
と言ってました
 
 
先日
 
親が商売していた懐かしい市場の近くに行くと
 
少しその面影があるような店があり
 
嬉しくなったのです
 
 
綺麗に陳列され並ぶお惣菜の隙間に
 
ふと遠い記憶が立ち止まり
 
背伸びをして注文を聞くやたらと元気な少年が
 
そこにいるような気がしたのです
 
 
最後までご愛読ありがとうございます
 
 
私は子供の頃はクリスマスはなかったですが
 
それはそれは年末の市場の活気と電灯色
 
鳴り響く福引きの当たりを知らせる鐘の音
 
そして何より誰もが笑っていた
 
本当に心から心から笑っていた
 
明日に希望があったからに違いない
 
良い時代だったなぁと思う
               
 
  
 
 
                      

 

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Posted at 09:39