【「君と歩いた青春」① 】
「22歳の別れ」のヒット曲で知られる
フォークソングデュオ「風」 の
大久保一久さんが 亡くなった
71歳だった
「風」というのは
「かぐや姫」が解散したあと
「ささやかなこの人生」などのヒット曲があり
私たち夫婦はこの「風」というデュオがなければ
ひょっとして今
こんな大家族に囲まれることそんなことも
なかったのじゃないだろうか? と考えるのです
遠い昔のことですが私が中学生の頃
ギターを弾いていた兄に教えられ
「かぐや姫」を知ることになり
中でも伊勢正三さんの作る
曲や歌詞の繊細さにハマりにハマり
それこそレコードが擦り切れるんじゃないか?
というくらい聴いたのです
しかし私が高校生になり大人になるにつれ
それまでフォークソングに
どっぷりハマっていた友人たちが
あらゆる分野に流れていく中
私だけは全くブレることなく
伊勢正三さんだけを追いかけることになるのです
大学の学園祭やコンサートにも出かけ
最前列にて涙を流す。。
しかし当時、本当に本当に恥ずかしながら
私は見た目はビーバップハイスクールの世界
頭はリーゼント、年がら年中繋ぎの服を着て
ビーチサンダルを履き眉毛を少し剃り
どう見ても良くない男でございました
車は若者大人気の「サバンナRX7」という車を
最大ローンを組み
大きめのタイヤに換え車体を低くし
暴走族ではなかったけれど
時間が有ればひとり六甲山まで突っ走る。。
賑やかな車たちが
大音量で追い越して行くのをやり過ごし
神戸の夜景をゆっくり見ながら
フォークソングを唄う
それが幸せな人間でありました
そんな時、佳子さんに出会ったのです
当時の佳子さんは私とは180度違う温室育ちで
ピアノや声楽を習い中学生の時には
NHKの合唱コンクールで
ソロで歌ったこともある
それはそれは清純を絵に描いたような少女で
どう考えても
絶対に出会うことのないような2人だったのです
しかしこれが今思えば運命だったのか?
家内にとっては因果応報なのか?
出会ってしまい
私の車にある日乗り込むことになるのです
続きは明日ね。。
Posted at 09:39