”タイムスリップな出会い”
「ちょっと、一人でコーヒー飲んで来る。」
「いってらー。」
朝から、お見合いの調整
会員さんとのメールのやり取り
あらゆる事務作業を終え
(たいして忙しい訳ではありません)
「少し頭を休めるか」と車に乗り込み
走らせる事10分くらい。。
私のお気に入りの
「ザ！昭和」な喫茶店があるのです。
完全に時代が止まった様なこの喫茶店は
一瞬でタイムスリップされたかの様な
昭和チックなお店で
使っているコーヒーフレッシュの入れ物といい
照明といい、何ともいい感じなのです。
置いてある雑誌も
「週刊現代」「週刊ポスト」「週刊新潮」
「週刊大衆」「週刊少年ジャンプ」
「女性セブン」。。。。
おじさんには、時間潰しには最適なのだ。。
お店の「カランコロン」と入る感じが
また、たまらないのです。
「はい、らっしゃい。。」
うーんイイ！ この元気の無い感じ。。
いやいや。。
マニュアル化されて無いこの感じ。。
「寒いねぇ。。お兄さん。。」
お兄さん。。。
50をとっくに過ぎたこの私に「お兄さん。。」
何より、自然だ。。 イイぞ。。
昭和に一瞬で引き込ませる「何か？」を
この店は持っているのだ。。
近代的な？カフェの
「いらっしゃいませ！
お客様、何名様ですか！？」
苦手なのである。。
「あ。。はい。。一人ですけど。。」
無理なのだ。。私には。。
さらに
「一名様です！ご案内致します！」。。
勘弁して欲しい。。
苦手なのです。
あの笑顔に少し戸惑ってしまう
自分がいるのです。。
そうなのだ！ 私には、この空間を
このおじいちゃんを
守らなければイケナイ！使命があるのです。
何故か？ 私がこよなく愛した
昭和な銭湯や、昭和なお店が
潰れていくのを見るのが辛いのです。
今年も、私達家族がこよなく愛した
昭和レトロの代名詞！
あの、今時、テレビゲームが置いてあった
「舞子温泉」も長い歴史に幕を閉じたのです。
「あーそうなん。。残念やね。。」
と言った、子供達のそれぞれの
想いがあるのも
大晦日になると、大家族全員で
ほぼ貸切！になり、ワイワイ言いながら
「今年の汚れは今年の内に！」
と何故かこだわる家内を筆頭にして
「あーさぶ。。。」
と言いながら丹前を着て
いそいそと出掛け お風呂に入る事が出来
それぞれが風呂上がりに
「何飲むの？コーヒー牛乳？」
これが良いのです。。
そして 舞子温泉から帰り
年越しそばを食べながら 家族で
「誰かが、眠たくなるまで。。」
大いに盛り上がる
「夫婦対決ゲーム！」
は、賞金もさることながら（笑）
それぞれの、夫婦のプライドを賭けた
本気の勝負なのです。
(これは、また詳しく。。)
ちょっと待て。。
話が脱線して来たぞ。。
そうだ！違う。。
言いたかった事はそれじゃ無かった。
ところが、今日、その喫茶店で
「さぁてと。。」
と雑誌を探していたら
「あっ！お兄さん！」
と声をかけられたのは
何と！舞子温泉で よく出会った
あの「おじいちゃん」じゃないか！！！！
こんな事があるのか！！
「あんた、久しぶりやなぁ。。
元気しとっとかいなぁ。。」
「お父さんこそ！元気でしたか？」
同じ思考回路？なのだ。。
この人も、私と同じなのだ。。
昭和を愛しているのだ。。
「舞子温泉さんもなぁ。。。」
結果、1時間近く、ゆっくりと時間が過ぎて。。
「それじゃまた。。」
とお別れしたのです。。
また、会うのか？
でもきっと会うのです。。
何処かで。。
そんな気がするのです。。
最後までご愛読ありがとうございます。
皆さんも如何かな？
いいですぞ！このお店。。
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Posted at 09:44
