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ふと溢らした言葉  [2014年11月30日]
”ふと溢らした言葉”
 
 
 
「もう、20年か。。早かったね。。」
 
 
「神戸の震災か。。」
 
 
「ううん。。お父さん亡くなってから。。」
 
 
「そっか。。もう20年か。。」
 
 
 
義父が、亡くなってもう20年になる。。
 
 
震災の年に、後一年。。
 
 
癌が再発しなければと願った想い虚しく
 
最後は、壮絶な癌との戦いにも
 
苦しい顔も見せず
 
義父の強さを、これから生きて行く私達に
 
最後のメッセージの様な 気がして。。
 
 
 
寡黙な義父だった。。
 
 
 
自分に厳しく、家族を大切にし
 
歳をとって出来た娘を溺愛していた義父が
 
 
 
 
「余命3ヶ月です」と告げられたあの日。。
 
 
 
 
声を殺して泣いていた家内に、何も言えず。。
 
 
私の方が、情けないくらい動揺していた。。
 
 
 
 
「子供達には心配をかけたくないから」
 
 
 
と普段と変わらなく、幼かった子供達に
 
 
 
 
「大丈夫、大丈夫!きっとね。。大丈夫」
 
 
 
と、こんな時ですら
 
明るく振舞う家内が不憫で。。
 
 
 
亡くなる前夜、家内は
 
意識が朦朧としている父親に向かい
 
 
 
「お父さん、ありがとう。本当にありがとう。
 
 お父さんの可愛がった 私の子供達を
 
 しっかり育てるからね。。見ていて!」
 
 
 
と、言った家内は
 
病室を抜けた待合室の隅で
 
声を殺して泣いていた。
 
 
 
ひとしきり泣いた後
 
病室に戻ってきた家内は
 
口を真一文字に結び
 
父親の手を握っていた。。
 
 
 
それから、20年の時が過ぎ
 
 
家内は父親との約束を守りたかったのか
 
 
子供達を、それはもう
 
厳しく育てたと思うのです。
 
 
家内とは、父親の話をするものの
 
出来るだけ、しんみりした話は避け
 
父親の明るい話題になる様
 
家内は意識していたと思うのです。
 
 
 
そんな家内は
 
父親のお墓参りに行くと必ず
 
私達の子供達の近況を 話し出すのです。
 
 
 
「お父さん、あのね。。
 
 Rはね、Nはね、Sはね。。」
 
 
 
順番に子供達の、近況を
 
父親が、すぐそばに居るかの様に
 
話しかけるのです。
 
 
 
あの日のあの待合室から
 
戻って来た時の様な表情をして。。
 
 
 
そんな、家内が先日
 
「神戸震災から20年経った今」
 
をテレビで見て
 
 
 
「そっか。。20年か。。早いね。。」
 
 
 
と言ったきり 涙を溜めて
 
声を殺し泣いていた。。
 
 
 
「えっ?」と思ったのですが
 
 
 
震災の当時の生々しい神戸の姿を見せられ
 
震災の直前に実家が被災し
 
我が家で最後に一緒に暮らしたひと時を
 
思い出していたのでしょう。
 
 
ジーっと見ながら
 
 
「お父さん、苦しかったやろね。。」
 
 
と、言ったまま、涙を流すまい。と頑張る姿は
 
亡くなった義父の横顔そっくりなのです。
 
 
 
自分の想いに蓋をして
 
やはり、頑張るのです。。
 
 
 
「泣けよ。声出して。。ええで泣いても。。」
 
 
「ごめん!ごめん!何か急に思い出してさ。」
 
 
泣けばいいのに。。
 
 
最後までご愛読ありがとうございます
 
 
もう20年か。。
 
☘☘

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Posted at 09:01