”高一の春③”
「なんじゃ!
お前らのその格好。。」
「お前こそ。。」
集まった三人が
揃いも揃って、完全に
アメリカンハイスクールに 出て来そうな
「アイビールック」
コットンのパンツを履いて
チエック柄のボタンダウンの
カッターシャツを着て
靴は
ヒデに至っては
「VAN」
Mお君は
親父に黙って借りてきた 革靴。。
私は
コットンのパンツに合いそうな
白のスニーカー。。
もし悪友にでも会ったら。。
「お前らどうしたん?」と
言われそうな出で立ちで
髪の毛は
丸坊主から
まだまだ伸び切ってない短い髪に
”チック”を塗り
7:3に無理やり分けたので
その、髪の毛が
気になってしょうがない。。
それでも
少し背伸びしている
にも関わらず
「ええか?
子供みたいに?思われたら
アカンで。。」
と 今回の催し?に
完全に主導権を握った
Mお君を先頭に
その教会の、一室に行くと
「ハロー、ハロー!」
と身長が2メートルは
あるかと思われる
金髪の中年の
髭が顔中!に溢れた
外人さんに
いきなり!ハグをされ
「ヨクキテクレマシタ。
アナタガMオクン?」
「はは。。はい。。
今日は三人で来ました」
「オウ!デンワデイッテタ
オトモダチ?」
その、有難い?ハグをされながら
私達が見ていた先には
本当に、金髪の女性群が。。。
こっちを笑いながら見ている。。
全ての方が
確か金髪では無かった様な
記憶があるのですが
思いの外、「男も多い!!」
中には初めて見た肌の色?の方や
インディアン?みたいな
格好?をした人達…
まるで、そこは
人種の坩堝!であり
日本人も 学生を含めて
チラホラと。。
広い教会の部屋?で皆さんが
楽しそうに笑っていたり
おしゃべりをしている。。
下心満載!で来た我々は
初めて見た「外人さんの集まり」に
アウエー感が満載。。
それでも
「牧師先生の有難いお話」
を英語と片言の日本語での
話しを聞いている、三人。。
私は、お恥ずかしいのですが
こんな状況になると
集中が出来ないのか
全く耳に、その時は残念ながら
入って来なかったのです。
それで、あまりの話の長さ?に
昨晩は、「妄想」により
寝不足だったので
ウトウトしてしまいそうになり
それでも
「アカン、アカン。。寝たらアカン。。」
と思い 隣を見てみると
何と!
Mお君。。
「涙を浮かべとる!!!!」
「おいおい、どうしたんや?
泣いてないか?」
「シー!静かにせえ。。ええ話や。。」
「おいおい。ホンマかいな?お前。。。」
そして、隣のヒデを見てみると。。
同じ様に。。
「泣いとる!!!!」
ちょっと待て。。。
どうしたんやお前ら?
あの
「金髪女性に会いたいやろ?」
と言ったMお君の姿は
そこには無く
普通の真面目な高校生?に
なっていたのです。
それから私達三人は
金髪の女性に
少し囲まれはしたものの
何故か、アウエー感を感じながらも
「無料紅茶」」「無料ケーキ」
を頂きながら
楽しい?時間を過ごしたのです。
時折、質問されても
緊張と外人!さんに
全く慣れていない私達には
少しも期待?出来そうな事が
起こりそうも無く
「ジャァマタ、イラッシャイ」
と牧師の先生に送りだされ
三人で、何故だか
無言のまま駅の方まで
トボトボと歩いていたら
急に
Mお君が
今でもハッキリと
覚えているのですが
「キリスト様の教えは
凄いなぁ。。」
「えっ?」
と聞き直したのですが
前を向いたまま、歩いているのです。
ところが、ヒデもそれに
頷きながら歩いてる。。
私はそれ以来
そこ?には行っていなくて
Mお君、ヒデからの
教会?へのお誘いを
断っているうち
彼らからの連絡が
しばらく途絶えたのも
忘れてしまうほど
私は「共学高校生活」を
楽しんでいたのです。
そして、初めての
高校生活の夏休みが
近づいた7月頃だったと思いますが
彼らからの呼び出しを受け
待ち合わせの喫茶店に行くと
思いもよらないことを
打ち明けられたのです。。
「あのな、ふっきゃん、俺らな。。」
続きは明日に。。
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Posted at 08:08