【オカンの「シャドーボックス」】
「頼むから要らん!そんなん要らんって!」
「お母ちゃんな、お前のために作ってるんやで!
ええから家に飾り!」
オカンが元気だった頃
いったい何を思ったのか突然
「シャドーボックス教室に通うわ、暇やから」
手先が器用だったとは言え
電車に乗って 週に三回も
いそいそと通うとは思えなかったのです
しかしその執念たるや凄まじいもので
かなりの腕前になっていったのです
「これええやろ?
お母ちゃんも上手なったやわ
これで皆んなに教えるようになるかな?」
「教えるって?教室でも開くんか?」
「そんなん出来るかいな!ただで教えたるねんや」
「ただでか?」
「当たり前や、頼られたら断れんやろ?
皆んな周りは年寄りだらけやで
何か楽しみが出来たらええやろ、どうや?」
「家に呼ぶんか?ただで?(笑)」
「無料!無料!教えますシャドーボックス教室」
「そんなん大変やで
せめて少しでもお金もらえばええやんか?」
「あのな、お金より大事なもんあるんや
覚えとき、大事なんは人様に喜ばれることや」
そんな元気なオカンが
その僅か1年後には 脳梗塞で倒れ
10年以上の介護が必要になり
今から、5年前に亡くなったのです
オカンが残したシャドーボックスは山積みになり
末っ子の私が全て引き受けることに なったのです
結婚相談所を始めた時も
壁中に
あの「シャドーボックス」を飾っていたのですが
今回も自宅を事務所にすると決めた時
家の玄関を開けると
オカンの「シャドーボックス」 を飾ろうと
家内と決めたのです
あんなにダサい!とオカンに言っていたことが
心の奥底が突き刺さるように
恥ずかしながら後悔するのです
昭和ぽいシャドーボックスですが
オカンがいつも言っていた
「人様に喜ばれるように」
そんな相談所でありたいと思うのです
しかし残念ながらベスカ神戸は無料ではありません
ただ玄関を開けたら
「シャドーボックス」が温かく迎えます
どうぞ我が家にお越し下さいませ
最後までご愛読ありがとうございます
みなさんのご家庭にも ありませんか?
「シャドーボックス」みたいな想い出。
お聞かせ下さい
お待ちしております
真剣にご結婚をお考えの貴方
おせっかいな私達にお任せ下さい。
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Posted at 09:39