”目があってもうてる!”
先日お休みの日に
「どっか食べに行こか?
何でもいいし」
「ほんまやな、
車乗ってピューと」
昼過ぎまで、
ボーッとダラダラ過ごしていたので、
そんなにはお腹が空いた
訳でもないのですが、
折角の休みに
せめてお昼の外食くらいは
行っておかないと
それでも、車を走らせながら
「何処にしょうかな?何気分?」
「んー。中華かな?
王将かな?別になか卯でもええし」
発想に夢がない!!
「折角休みやし、
ま、なんでもええけど、
中華にでもしょか、
まー王将は今日はやめよ」
「まーとにかく走って探そか?」
ノコノコ走りながら
右左をボワっと見ながら
探しだして15分くらいでしょうか、
右側に中華の看板が!
「おっ!中華あるで、
しかし、もう1時45分やし
何かやってるんか、あれ?」
「お父さん、電気はかろうじて
ついてるみたい、
でも何かハズレちやう?」
「まぁ、ええやん曲がるわ」
と右折し、
お店の誰も止まっていない駐車場に
車を滑らして店の入り口を覗くと
なんと!店員が一人
看板のところで掃除してますやん。。。
あかん。。。
絶対ハズレや、
明らかこの時間に電気が消えかけで
掃除しながらこっちの様子を見て
「客?こんな時間に?」
と言う顔丸出しやん
きっとこの明らか
パートのオバちゃん
「やれやれ、
折角お昼のランチタイム
予定通り終わりそうやのに。。」
の顔が全面に出てますやん。。。
こちらも辞めればよかったのに、
お互い引くに引けず完全に
「目があってもうてる!」
仕方ないので
「あの?大丈夫ですか?
いけます?」
何で、こんなん聞かなあかんのやろ
と思いながらも
まーどうせハズレやんと思いながらも、
店の中に入ると
急いで、電気を付け出すわ、
厨房の人がこちらを覗きこむのが
見えながらも席に着き
「何かオススメのんあります?」
って遠慮気味に聞くと
「海鮮そば!」
と間髪を入れずに
答えるじゃありませんか!
何だ!このオバちゃんは!
とズッコケそうになるのをこらえて
「じゃ、それで」
と頼むこと10分で出てきた
「ほんまかいな、
めちゃめちゃ美味いがな、
どないなってんの?」
そうなんです!
全ての絶望の局面からの
大逆転ホームランだったのです。
しかし、見た目じゃないね。。。
お見合いも見た目じゃないかもね。。。
最後までご愛読
ありがとうございました
きっとまた食べたくなるね。