”えべっさん”
「お父さん
今からえべっさん行かないと
もう終わるよ」
「なんで?明日もあるやろ?」
「違う!違う!今日が最後やって。
残りえびすやで」
「そうなんや。。勘違いしてたわ。。
そりゃ行かないと」
お見合いの立会いが終わり
本日入会の女性のプロフィールを
作り終えていないのだけれど
本日中には何とか出来るか。。
と 思いながら。。
「しかし、ええ子やったなぁ。。明るいし。。
あんな子が、ええお嫁さんになるで」
「ありがたいね、お父さん。。
そう言えばえべっさんみたいに笑顔やったね」
たまに、家内は
素っ頓狂な発想をするのである。。
えべっさんみたい。。
まぁ言われてみれば。。
笑顔が良かったなぁ。。
と車を走らせながら。。
「ついでに、チョコも
家に迎えに行って連れて行こ」
「チョー君、大丈夫やろかえべっさん?」
「なんで?大丈夫やろ?」
「なんか。。心配やなぁ。人が多そう。。」
岩屋神社。。
明石の漁師町にあるその神社は
ウイキペディアより 岩屋神社とは
兵庫県明石市材木町に鎮座する神社。
海上神事である「おしゃたか祭」で知られる。
『延喜式神名帳』播磨国明石郡に載る
伊和都比売神社の論社のひとつ。
地元の方なら知る人ぞ知る
ご利益の多い、神社なのだ。。
車で行きやすい事もあるし
ここの神社に毎年どころか
3カ月に一回くらいのペースでお参りし
お気に入りの「明石焼」を食べて帰るのが
私達の楽しみのひとつでもあるのだ。
「車、止めれるかなぁ。。」
「あそこでいいんやん、大丈夫大丈夫」
車を止めて、チョコのリードを出して
参拝しようと歩いていると
「わぁ。可愛い!!触っていい?おじさん」
「ありがとう、いいよもちろん」
見ると、チョコは、人の多さで
もう既に興奮状態なのだ。。
好奇心旺盛なのと
美味しそうな匂いがするのか
本殿の方に行きたがるのだ。。
「ありがとうおじさん!」
と言われ、本殿に向かい無事参拝をして
「何か熊笹みたいなん買うか?」
「どれ買う?」
「なんぼするんやろ?一万円!」
「お父さん、ぼったくりやね」
「ぼったくり?声が大きい!」
「だってさぁ。これ。。しょぼいよ。。
これで一万は無いわ。。」
「まぁ、こんなんは、値段があって
無い様なもんやしな」
「どれにする?」
「でも、お母さん考えたら
このド派手な熊笹を
オフィスに置く訳イカンやろ?」
「なんで?商売繁盛やから。。」
「考えてみい。。
結婚相談所に相談に来た
結婚したいと思って オフィスを開けたら
熊笹ドーン!!!て見えたら
なんだかなぁって思うんちゃうか」
「そっか。。そりゃそうよね。
熊笹ドーン!か。。」
「我々の商売は、そこが違うんやって。。
そりゃ儲けたいけど
「儲けたい!!商売繁盛!!」
って言われても。。ってなるわ。。そりゃ」
「やめよか。。お父さん。。」
「まぁそんな派手なんじゃなくてさぁ。。
こう。。お札みたいなん無かったか?」
「さぁ、でもそう言えば、去年はどうしたっけ?」
「去年は、孫達と
兵庫のえべっさん行ったやん。。」
「はいはい。。。金魚すくいして。。」
結果。。大きめのお札を買い
熊笹を買うことも無く
無事参拝し、帰りの車中で
「お父さん、今年、このお札
効き目あるやろか?」
「あればいいな。」
「でも、ずっと
えべっさんみたいな笑顔が大切やね」
「そりゃまぁな。。
でもそりゃそれで
えべっさんも大変ちゃうか?」
「えべっさんも大変?」
「笑ってばっかりおるんも
そりゃ色々あるやろ。。」
「そっか。。」
その家内の横顔を見て、思ったのです
「君は大丈夫!」
家内は、本当にずっと私達家族の中では
終生 「えべっさん」なのである。。
最後までご愛読ありがとうございます。
会いに来て頂ければ
ご理解頂けると思います。。
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Posted at 09:30