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産まれた日のこと  [2023年02月16日]
【産まれた日のこと】
 
 
「旦那さん。
 
 もうこの子は諦めてください!」
 
 
「どけ!ワシがやる!
 
 死なせてたまるか!」
 
 
今から63年前のこと
 
不肖わたくしが産まれたその日
 
母は父の運転にて買い物に向かい
 
バイクの後ろで父にしがみついていた
 
 
昭和35年デコボコ道も珍しくなく
 
いつものように鼻歌を歌いながら
 
ご機嫌で運転をしていたと聞いた
 
 
今の時代では考えられないけれど
 
お腹の中は妊娠8ヶ月
 
危険極まりないその状況に
 
 
「任せとけ!ちゃんと掴まっとけよ!」
 
 
「ハイよ!あんた!」
 
 
そんなやり取りが容易に想像できる
 
若い両親の姿
 
 
その無謀な運転をしていた父は
 
なんと当時現役の刑事だったのです
 
 
そして何も知らずにそのお腹にいたのは
 
かくいうあと2ヶ月後に
 
産まれる予定の私なのです
 
 
しかしその時!
 
水溜まりを避けようとした父が
 
バイクごとよろめき
 
ブレーキをかけた時
 
後ろにいた母が車道に飛ばされ横転した
 
 
「ドーン!」
 
 
「大丈夫か!」
 
 
「大丈夫。。それよりお腹が。。」
 
 
なんと横転したその瞬間
 
母は産気づいたのだ!
 
 
「アタタタタ。。産まれるかも。。」
 
 
お腹を抑え苦しむ母に何を考えたか
 
 
「急げ!後ろ乗れ!」
 
 
自宅に帰る途中で近所の産婆さんを呼び
 
難産中の難産そして逆子
 
産道の最後で頭が挟まり
 
息が止まりそうになった
 
 
とにかく8ヶ月での出産となったので
 
あまりの大変さに産婆さんが
 
冒頭にあった泣きながら
 
 
「旦那さん、
 
 もうこの子は諦めてください!」
 
 
しかし父は諦めず何度と生前聞かされた
 
 
「お前をな、がばっと引き出したんや!
 
   ほんまにワシのおかげや」
 
 
あまり昔の話をしない父親が
 
私の産まれた時のことだけは
 
それこそ一から百まで
 
それはそれは力を込めて話すのです
 
 
それを聞いている母が
 
何故か不思議に幸せそうな顔をしているのを
 
今でも思い出すのです
 
 
そんな両親も亡くなり
 
本日おかげさまで
 
誕生日を迎えることが出来ました
 
自分の人生を改めて大切に生きたいと思います
 
 
最後までご愛読ありがとうございます
 
 
それにしても妊婦にバイクて。。
 
昭和過ぎる。
 
 
 
 
  
 
 
                      

 

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Posted at 09:39