【母の誕生日】
1月4日
母が生きていたら91歳の誕生日だった
「お母ちゃん
何もいらへんでホンマにいらんねん」
生前私が
「誕生日何が欲しい?」
と聞くと
決まって同じ答えが返ってくるのです
あまりに何もいらないと言うので
一度だけ母に聞いたことがあるのです
すると
「お母ちゃんな、貧乏やったからな
小さい頃、誕生日に
おばあちゃんやおじいちゃんに
オモチャが欲しいみたいなことゆうて
今やったらわかるけど
凄い困らせたことあってな
その時からやな
誕生日にお祝いされたら
アカンような気がしてな(笑)
ま、1月4日なんか
あっという間に過ぎるからな
それでええんや(笑)」
「だけど何か欲しいもんないの?」
「ありがとうな。やけどな。お母ちゃんな
みんなにしてあげたいねん
自分の誕生日より
みんなが幸せになることしたいねん
ええか昭二。お前も大きなったら
人に喜ばれるような人間になれ
人に尽くすんやで
頭悪い人間はそうしとかなアカンねや(笑)」
そんな母が亡くなってもう10年になる
毎年、この誕生日の1月4日
新しい年と共に母の言葉を肝に銘じる
「人に喜ばれるような人間になれ!」
オカン。頑張るわ 見ててな
最後までご愛読ありがとうございます
暖かい日差しは
早くも春の予感がしてきました
Posted at 09:39