【絶望餃子】
家内が居なくなり4日目の夜
「お父さん、この冷凍餃子なら簡単！
フライパンで焼くだけ！」
そう言って東京に去っていった家内が
冷蔵庫にしまったのは見ていた
昨日冷凍室を開け
どれどれ？とパッケージを見ると
王将の餃子とある
それもご丁寧にふたつも買ってある
「餃子ばっか食べれるか！」
と、ツッコミを入れても
我が家のそらすらも知らん顔をしている
かと言って外食もめんどくさい。。
なので、ここは王将の餃子セットみたく
「焼飯と餃子！」
おお！！なんと素晴らしいメニュー！！
冷凍室を探ると焼飯の冷凍までもが！！
これも炒めるだけなのか？
重ねて素晴らしい！！
完全に仕上がっておる！！
まさか家内はこの餃子セットに
行き着くであろう私の思考回路まで
読んでいるのか？
それを考えると少し身震いしたのですが
ありがたいことだと感謝し
鼻歌まじりで、フライパンをふたつ出して
手際よく料理？していたのです
フライパンの蓋をこっそり開けると
「パリッと羽根付き餃子」
と、書いてあるけど
なんだか餃子の回りが水のあぶくみたいに
ぶくぶくしていて
これは火が弱いに違いない！
と、強火にしてから
「今からお風呂沸かしとくか？」
と、離れたのがいけなかった。。。
お風呂のお湯を入れ戻ってくると
明らか焦げたような匂いが立ち込め
慌てて火を消して餃子をひっくり返すと
「パリッと羽根付き餃子」
どころか
「パリッと焦げ焦げ餃子」
で、もはや絶望的な状況だったのであります
しかし、誰を恨んでも仕方ない。。
食べるしかない。。
と、思い完食したのですが
皆さまのご想像通りの味で
口の中に入れると餃子の味より先に
ただただ「焦げ味」な訳であります
「おい？
お前はそれでお腹いっぱいなのか？」
と、自分に問うたのですが
胃の中は今は何も受け付けないのは
わかっているのであります
しかし、2時間もすると
卑しい私は回復し
お腹が空くという止められない連鎖が起こる
寝れば良いやん
そう、早く寝れば良いのだ！
と、二階に上がりYouTubeを見ていると
亀田史郎が
「３１５０！」
と言いながら通天閣の近くで
立ち食いそばを食べている動画を見てしまい
こりゃあかんわ。と下に降りて
これまた家内が買い置きしてくれていた
インスタント天ぷらそばを
食べたのであります
まさかここまで考えていたのか？？
そんな訳ないよな。。
あー怖い。。
最後までご愛読ありがとうございます
絶望餃子の写メを送ると
隣に一緒に居ると思われる娘から
たったひと言
これ以上短い文面などない
「カリカリすぎ」
見たまま。。
んな、ことはわかっとる！！
あー誰か助けて！
真剣にご結婚をお考えの貴方
おせっかいな私達にお任せ下さい！
心よりお待ちしております。
Posted at 09:39