【北の国から】
田中邦衛さんがお亡くなりになった
88歳だったそうだ
初めて田中邦衛さんを映画館で観たのは
確か私が中学生くらいの時
無類の映画大好き母に連れられ行った
「仁義なき戦い」シリーズでの田中邦衛さんだった
当時
異彩を放っていた
亡き母に
「あの人何て名前なん?」
と、暗い映画館の中で
声を潜めて聞いたことを覚えているのです
その後確か10年くらい経ってからでしょうか?
フジテレビにて
「北の国から」に主役として出てこられた時に
あまりに印象が変わっていたので
びっくりしたのです
もちろんその後 「北の国から」は大大好きで
今まで幾度も再放送を含め観て
忘れられない印象的場面がたくさんありすぎて
とにかく絞れないのであります
しかし田中邦衛さん演じる黒板吾郎は
純や蛍のその成長の過程で
ただひたむきな愛に満ち溢れ
純が「北の国から遺言」にて
雪のプラットフォームで走りながら
蛍や孫を追いかけている場面で
「恥ずかしいくらい父さんは泣き
恥ずかしいくらい父さんは走った
でも僕はその父さんに感動していた
父さん素敵です
あなたのそういうみっともないところを
昔の僕なら軽蔑していたでしょう
でも僕はその父さんに感動していた」
確かこんなナレーションだったと思います
カッコ悪くてもいい
ただひたむきに家族を想う気持ち
それを子供たちが尊いと紡いでいく姿こそ
私たちに倉本聰さんが
北の国からで最後に伝えたかったことだったと
勝手に解釈しているのです
田中邦衛さん
あなたは本当にカッコよく最高でした
ありがとうございました
ゆっくりお休みください
最後までご愛読ありがとうございます
また1話から観ようっと
Posted at 09:39