【明け方のルーティン】
何かの気配を感じ
ゆっくり眼を開けてみた
焦点が合わない中
隣で寝ている家内の
頭上にスポッとハマって
そらが私を凝視していた
「そら。。起きちゃってるの?」
手を伸ばしそらを引き寄せようとすると
器用にそのまま後退りする
当初そらが我が家に来た頃
私たちのベッドの横にある
ゲージで寝ていたのですが
それもつかの間
すぐに一緒の布団で眠るようになったのです
と、言っても
私が触れることが出来る場所では眠らず
家内のちょうどお腹の辺りで
包まって眠るのです
「お父さんが触りまくるから
嫌がんのよ、この子。。
仕方ないね(笑)ドンマイ(笑)」
そんなどこか勝ち誇ったようなことを
聞いているそらは
やはり一切私への忖度もなく
家内の腕の中でほぼ明け方まで
微動だにせず眠りにつくのです
しかし明け方ほぼ同じ時間、眼を覚ますと
必ず家内の頭上から
それはそれは微妙な距離で私を凝視するのです
結果
私の声で家内が眼を覚まし
無言でそらを抱き寄せ
私に「はいよ」とばかり渡すのです
観念したように仰向けになったそらに
久しぶりやなと顔を近づけると
これまた毎回
ゆっくり私の鼻を甘噛みするのです
「イターい(笑)そら。イター」
決して痛くはないのですが
そんなことを小一時間過ごしていると
家内がガバッと眼を覚まし
「さぁ!起きよ!」
抜群の瞬発力で動き出すのです
その声と同時に跳ねるように
私の腕からすり抜けたそらが
全力で尻尾を振り散歩をせがむのです
取り残されたようになった私が
ゆっくりベッドから降り我が家の朝が始まる
家内が遮光カーテンを
勢いよくこれでもか!と開けると
薄暗い中にも朝の光が部屋中に広がる
「で、お父さん何食べる?」
いきなりの質問。。
まだ目覚め。。
何も思いつかない
「お父さんお餅焼こか?」
どうしてお餅。。
これが私たちの明け方のルーティン
誰が興味あんねん
最後までご愛読ありがとうございます
すでに階下で走っている
そらの足音が聞こえてきました
わたくし行って参ります
皆さま今日も素敵な1日になりますように!
Posted at 09:39