【アベノマスクが嬉しい】
「あー!!アベノマスク!!」
家内の声が響きわたる
すっかり忘れていた
いや忘れようとしていた
来る日も来る日もアベノマスクが届く日を
1日に何回もポストを探った日々から
やっと解放されるのだ!
「どんなマスクなんやろね?」
見たこともないアベノマスクに
私たちは想像が膨らんでいた
「なんか小さいらしいで」
「お父さんの顔ならはみ出すかもね」
「でも柔らかそうやで」
あのアベノマスクを
やっと手に触れることが出来た
「お父さんマスクしてみて」
そう言われて実際につけてみた
「なんか肌触りがええような気がする
お母さんもつけてみたら?」
私のマスクを「ハイ。」と渡すと
「それはちょっと。(笑)なんかいや(笑)」
結果
家内はマスクをつけることも開封することもなく
「ありがたいよね。アベノマスク
これは記念にとっておくね。」
と、言いながらどこかに保管しに2階に上がった
ひとり残された私は
あれだけ楽しみだったアベノマスクの日々が
懐かしくも思え
どんな時でも人様から
手を差し伸べてくれることは
ありがたいと思うことを
家内と改めて確認することが出来たこと
また アベノマスクのおかげで
何故かワクワクするポストまでの外階段
コロナをいつか人が忘れてしまうような
平和な日々が戻り
大変だったと感慨深く思える時
それはそれはずっと遠い先かもしれない
その時、何かのきっかけで
家内が隠すように保管していた
「アベノマスク」を見つけたら
手にして私は微笑むと思う
それを考えただけで嬉しいのです
最後までご愛読ありがとうございました
明日からわたくし
「アベノマスク」を装着して歩こうっと
Posted at 09:39