【「ちょらちゅ」】
「声が大きい!(笑)お父さん
ホンマに声大きい(笑)」
家内に1日に最低15回くらいは言われるだろうか?
そらを呼ぶ時の声が家内曰く
普段の10倍くらい大きいらしい
「いつもそんな大きな声でなくてもいいから
もう少しだけ大きな声で喋ってくれたら
よく聞こえるねんけどね(笑)」
「いつもそんなに声ちっちゃいか?」
「何喋ってんのかわからん
だいたいこんなこと喋ってるんやろな
って聞いてるだけ」
と、嫌みなことをさらっと言いのけ
そりゃそうだろう。。
そんな毎回全開で話せる訳はない
「自分ではわからんわ」
その答えを聞いているのか聞いていないのか
家内はそらの頭を撫でながら
「ねー。そらくん
お父さんの声ちっちゃいねー
そらくん呼ぶ時だけ
「ちょらちゅ‼️‼️」
大きな声でちゅね(笑)
びっくりしちゃうねー
お父さんおかしいねー」
そう言った家内の撫でた手を
尻尾を振りながら近寄り
ゆっくり甘噛みを始めるそら。。
「痛ーい!そらくんダメ!痛ーい!(笑)」
あまり怒っているようには聞こえない。。
散歩に行くと南極ゾリ犬のように引っ張り
人を見かけると吠える
家の中では気絶しそうなくらい走り回る
「お父さんが絶望的に甘いから
こうなってるんやで」
毎日言われ慣れ過ぎ、またどちらが厳しいと
全く意味のない闘い?を繰り返す
しかし私はどう見ても
家内の方が甘いとしか思えないのです
一応怒る時も「そら!!」とは言わず
全然怖くない顔を作り出し
「そらくん!ダメよ。そらくん、だーめ」
とにかくそらくんと 「くん」づけなのであります
そらが我が家に来て約9ヵ月
家内がそらを真剣に怒ったところなど
私は見たことないのです
そんなことではいけない!
甘やかしてはこの子が可哀想と思いながらも
私たち夫婦には
「チョコ」が亡くなってからのあの苦しみに
光を与えてくれたそらが
可愛くて可愛いくて仕方ないのです
よく言えばのびのびと
悪くいえば 「超バカ犬」ですが
とにかく絶望的に甘やかしてしまうのです
そんなそらですが
私たちが言うのもなんですが
本当に人の言葉
とくに家内の言葉を聞きとることに
一日何度も奇跡か? と感じ
その驚きの行動を見せられる
とっても家内の言うことをよく聞くのです
「なんでお母さんの言うことばっか聞くんやろ?
俺の言うこと全然聞かへんで」
すると家内が勝ち誇ったように
「お父さんの負けやね(笑)
完全に読まれてるんよ、この子に」
「何を?」
「絶対にこの人は怒らないって(笑)
だってあんな大きな声で
「ちょらちゅ‼️」
それを一日に何十回、何百回(笑)
用事もないのに(笑)
だから自分に甘いって
ねー。そら。そういうことやね(笑)」
それをしっかり家内の腕の中から
「僕もそう思う
この人。甘すぎやと思う」
そんな顔をこちらに向けた
そこですかさず出た言葉が
「ちょらちゅ‼️」
その時初めて自分でも気づくくらい
大きな声だった。。
これのことか。。
そりゃダメだわ
おめでたいわ私たち
最後までご愛読ありがとうございます
しかし誰にも聞かれたくない
大声で 「ちょらちゅ‼️」なんて。。
Posted at 09:39