【プロポーズ前夜】
「先生、明日プロポーズ受けてきます
髪型も服装もバッチリ整えてきました
最後に心の準備をしたいのですが
お電話宜しいでしょうか？」
彼女から連絡が入った時
ふと時計に目をやると 21時30分過ぎだった
「そうか。明日か。。」
昨年11月中旬のお見合いから 約2ヶ月
いよいよこの日がやってきたと
感慨深いのであります
彼女は入会即いただいたお見合いのお話でしたが
かなりの遠方の方だったし
少し歳も離れていたので悩んでいたのですが
超がつくスーパーエリートだったので
「そんなもん会ってみなわかるかいな」
そんな私のゴリ押し？に素直な彼女が
「そうですよね。お会いしてみようかな」
あの日立会いに行った家内が私に
「お父さん、決まると思うよ、めっちゃいい人」
今まで何百組の立会いに行ってる家内の
この直感を私は信じざるを得ないのです
「それでもちょっと遠距離過ぎひんか？」
「何言ってんの！お父さんが押したくせに（笑）」
しかし交際になってからが凄かった
日本の西端？からほぼ毎週神戸にやってくる彼に
彼女も翌々週には
彼の住んでる街までデートに向かったのです
遠距離恋愛は今までも幾度か成婚になったのですが
こんなに頻繁にデートを重ねたのは
初めてくらいなのであります
毎回、毎回デート終わりには
「先生お電話大丈夫でしょうか？」
と、連絡があり
そのデートの様子を聞いていたので
明日のプロポーズも
お相手仲人さんとも打ち合わせ済みで
いよいよその日が明日ということなのです
「先生、緊張してます
いよいよ明日となると。。」
「緊張してんの？寝れないの？」
「そうなんです（笑）」
「そりゃそやな（笑）イイね！緊張！（笑）
大いに緊張しなさい！
そんなん緊張せん訳ないわ
人生でそんなに緊張することってないよ
ありがたい緊張やで
緊張したらアカン 緊張したらアカン。。
って思ってたら 寝られへんで
私緊張してる！めっちゃ緊張してる！
って明るく素直に喜べ！（笑）
寝れない？寝んでもええわ（笑）
興奮してても案外気づいたら寝てるわ（笑）」
「ですよね（笑）
なんか嬉しくなってきました！ 先生、私幸せ」
「早よ寝ろ、もう切るで」
「明日、また報告しますね、おやすみなさーい」
彼女明るく電話を切ったけど
絶対あれは寝られないと見た（笑）
それもいい思い出になるのさ
最後までご愛読ありがとうございます
電話を切って隣を見たら
横で家内とチョコは完爆睡。。
この人たち緊張感ゼロ。。
真剣にご結婚をお考えの貴方
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Posted at 09:39