【かき氷】
「メロン、イチゴ、それから
ブルーハワイくらいがあればいいんじゃない」
「レモンもいるし、あと練乳たっぷりやな」
娘一家がやってくる、満を持して
あの産まれたばかりの 「さくら」を連れてやってくる
「夏休み入ったらすぐ帰るからね
ヨロシク（笑）」
「いつからやねん？」
「ま、すぐやね」
決してハッキリといつ帰るかなどは告げず
私から連絡して初めて
「あ。そうなん」
と思う行程をおそろしく周到に準備を練り上げ
娘はこちらの様子をさりげなく伺うのです
「忙しいんじゃ、仕事あるから」
「大丈夫、大丈夫、邪魔しないから（笑）」
その電話を切ったとき私の頭の中で
これから繰り広げられるだろう
夏の喧騒が容易に想像でき
たっぷりプールで遊んだあのひまいぶコンビが
「あーちゃん！アイス！」
この孫たちの底知れぬアイス好きは
悪いDNAが流れていると見られ
どれだけ冷凍庫にアイスを満タンにしていても
怒涛の爆食べをするのであります
それならば！！
その時わたしは閃いたのです！
ならばかき氷機を買えばいいのだ！
以前我が家にあったかき氷機は娘がサラッと
「お母さん、これちょうだい」
と持って帰ったので二度と戻ってくることはない
それはわかっている
昨年買ったプールの滑り台など
二度と戻ってくることなどない
そんなことはどうでもいい！
「あっ！これいいやん！」
たったこの一言を聞きたいためだけに
私は最新のかき氷機を買えばいいのだ！
こんな時、amazonプライム会員の私は
翌日届くように 「かき氷機」と検索し
迷いなく 「ハイ。購入」小さなひとりごとを言うと
このハゲは何をしてるのかと
台所で何やらゴソゴソ動いていた家内が
そのひとりごとが聞こえなければよかったのですが
運悪く聞こえたらしくこちらにやってきて
「何か買ったん？」
「かき氷機。最新」
「はぁ？？出た！甘すぎ！Nが喜ぶからやね。。」
娘に絶望的で刹那的に甘い私の衝動を
止めれないことを知り尽くしているのか
ここはこのハゲの思う通りにしておこうと
思われたのか定かではないですが
すぐさま冒頭の
「イチゴ。メロン。」
シロップを買いに行くことになり
今では「かき氷」準備万端の我が家があるのであります
「マンゴー味も買おうか！」
むしろ家内の方が張り切っているような気がします
最後までご愛読ありがとうございます
たくさんシロップ買っても
娘一家が帰ったら全あまりしそう。。
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Posted at 09:39