【地震】
この度、大阪北部での地震で
ご被害に遭われた方に
心よりお見舞い申し上げます
「地震です！地震です！！」
スマホから？テレビから？
けたたましく危険を告げる
凄い音量と共に部屋中を駆け巡る
「あ！地震！！！」
「お父さん地震！！」
家内のソプラノ声が相まって
一気に家全体が凄い音量になったのであります
朝ごはんを食べ終わり
「さぁ。半分青い見よか。。」
座りかけたその時
「ガタガタガタガタ！！！」
完全無防備の私は声を発することなく
その時情け無いのですが立ち上がるのが精一杯で
心の中で 「あ。。地震。。。」
その心の声は家内の
「地震！！お父さん地震！！！」
とは全く正反対の反応だった訳であります
少しの時間で我が家はすぐに収まったので
地震の状況を把握しようと
テレビをそのまま見ていたのです
まずは情報を正確に把握しなけばいけない
阪神淡路大震災のあの日の教訓を忘れてはならない
しかし何をすれば？
そうだ！水だ！懐中電灯だ！靴だ！！
きっと家内のことだから
完全備蓄はしているのは間違いない
そう思っていたらLINEがすぐに入り
「大丈夫？？」
見なくともわかるのは絶対に娘なのであります
こんな時、一番に連絡してくるのは
いつでも娘なのであります
もちろん「大丈夫！」と送り返し
懐中電灯を探しに行こうと思ったら
家内の姿がどこにも見当たらないのです
どこに消えた？トイレか？二階か？
二階に上がるのもめんどくさいので
耳を澄まして物音を階段下で聞いていたら
なんと玄関外から家内の声が
かすかに聞こえてくるのです！？
「大丈夫？？何か困ったことないですか？」
いったい何？何も私に告げず
それから外に飛び出してから約１時間近く
我が家に帰ってこないのであります
その間、続々と安否確認のメールが
ありがたいほど来たので
無事だと返信を打っていたら家内が
「ただいま！！」
と跳ねるように帰ってきたので
「どこ行ってんの！？
急におらへんからビックリするやろ！！」
「ゴメン、ゴメン（笑）
お父さんひとりでも大丈夫やと思って」
慌てて飛び出したのは
家内は今年の春からジャンケンで負けて選ばれ
自治会長に任命され、災害が起こった時
ひとり暮らしのご老人やお身体の不自由な方の
リストを預かっているので
聞けばその一件、一件を訪問し
「おじいちゃん！大丈夫ですか？
困ってることはないですか？」
と訪ねていたのだそうです
そんなことともつゆ知らず
急に消えた家内に取り残された私は
町内の方に一ミリもお役に立たず
余震に怯えていたのです
ダメだなぁ。。
やはり女性の方が絶対に強い。。
わかっちゃいるけど改めて強く確信！
最後までご愛読ありがとうございます
夜になって長男から
「やぁ。母さん大丈夫？」
「やぁ！！R君！久しぶり！」
「そんなに久しぶりかな？」
「久しぶりな気がするだけ！（笑）」
家内のその声の大きさ。。
「地震です！地震です！」
今朝の災害メッセージくらい響いていた
「そういうのが不謹慎だと思います」
海外出張で今カメルーンにいる次男なら
きっとそう言うだろうな
真剣にご結婚をお考えの貴方
おせっかいな私達にお任せ下さい。
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Posted at 09:39