【8年の歳月】
「通信簿オール５！すごくない？」
あのひまりが重いランドセルを背負い
小学校に入学しもう一年が過ぎたのだ
そして本日誕生日を迎え８歳になったのです
しかし私には
産まれた頃そのままのひまりはひまりなのだ
泣き過ぎて死んでしまうんじゃないか？
当時海外に住んでいた私たちに
生後？ヶ月で飛行機に乗り
会いに来てくれてから
もう早くも８年が過ぎるのだ
「抱っこしても大丈夫か？」
「多分、泣くと思うでその顔に(笑）」
娘は私には一切の遠慮などないのだ
ひまりのためにホテルの広い部屋を取り
あらゆる観光とショッピングそして
わかるはずないひまりを
無理やりプールに泳がせながら
わずかな滞在の間、全く私を寄せ付けなかった
あのひまりが帰国するその瞬間
それはほんの３秒くらいの時間だったけど
私の胸に飛び込んだのです
その柔肌が忘れられず
その後会うのもままならず
悶々とした日々を過ごした私を
ひまりは知るよしもなく
どんどん成長を遂げこの夏には妹が出来る
それはそれはお姉さんになるのです
少し孫自慢になりそうで
誠に申し訳ございませんが
学校ではひまりは超がつく優等生だそうで
勉強はもちろんマラソンやかけっこなど
常に一等賞で
一年生にして数えきれないほどの賞状があり
さらにそれ以上に凄いのは
バイオリンの才能が娘いわく
「少し末恐ろしく感じるほど」
の音への感性だそうです
バイオリンを持った瞬間の薄目を開け
「何かが取り憑いた？」と思わせる動き
全くの素人の私から見ても
唖然。。。とするのです
たった８歳、８年の間に
いったい何がひまりを憑依させたのか？
譜面もそんなに見ずとも何故弾けるのだ？
どうしてそんな優秀な子が育つのだ？
「ま。必死に育ててるからな（笑）
おかあの子やもん私（笑）」
教育に関しては私ではなく
母親の子だからと言い切る娘
そりゃそうだろう
お正月に孫を集めお年玉をかけさせ
「おいちょかぶ」を教えているじいさんが
バイオリンなどする感性を持ち合わせてはいないのだ
「じいじ！勝負！！」
と私を追いかける弟のいぶきには
私の濃いめの血が混ざっているのは
なんとなく理解出来る
しかしひまりはオール５さらにバイオリン！
どうしてそんなに訳のわからないことになったのだ
少しお馬鹿くらいの方が人生楽なのに。。
「もう８歳やで、びっくりするやろ？
超真面目（笑）私ラッキー（笑）」
それ以上に母親になって８年経つのに
全く成長していないと思える
娘のまま子供のままの母親の君の方が
びっくりするのです
ま、それが良いか。（笑）
ひまり８歳の誕生日おめでとうね
最後までご愛読ありがとうございます
ひまり。お母さんを宜しくね（笑）
真剣にご結婚をお考えの貴方
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Posted at 09:39