【夕方の風景】
「お父さんダッシュ!玉子!玉子!」
夕飯の買い出しに2人で行った近所のスーパーで
ひと通りの買い物を済ませレジで並んでいた時に
玉子を買い忘れたらしく家内が私に
走って買いに行って欲しいとなったのです
「確か大安売りしてた!間に合う!早く!」
もうすでに買い物された商品が
どんどんピッ。ピッ。
とレジを通過している時に関わらずであります
「よっしゃぁぁ!ダッシュしたる!」
あらかじめ玉子が売っている場所は知っているので
一目散に玉子売り場に向かうのですが
「あの人走ってはる。。ヒソヒソ。。」
そう思われないだろうか?
「安売りめがけて早足してはる。。 」
ええい!
どうでも良いのだ!
すでにレジを通過しそうなこの忙しい時に
私は間に合えば良いのだ!
出来る限り冷静な顔をし
早足に見えないように大股で歩き
玉子1パックを手にすると
家内が待っているレジに向かったのです
「お父さん早く!早く!
わぁ。間に合った すいません、これも」
後ろで並んでるご婦人方も
全員が間に合って良かった。。
そんな笑顔が見えたのです
夕飯の買い出しに家内に付き合うようになったのは
この仕事を始めた頃からで
結婚した当初からスーパーには
家内が全てひとりで買い物と
決まっていたというより私は忙しすぎたのです
夕方に買い物に行けるような時間に
仕事が終わることなど なく
やっとこんな時間が取れるようになったのです
それまではスーパーは男が入ってはいけない領域?
そんな古い考え方だったのかもしれないのですが
一歩踏み出してそこに行くと
それはそれは「人間模様の坩堝」
「触れ合い魅惑のエクストラゾーン」 だったのです
80歳くらいのおばあちゃんがひとつの玉ねぎを
ジーって見て買うのか?と思ったら
その玉ねぎを置いて隣の玉ねぎを手にする。
そして置く。。
するとこの玉ねぎはちょっとなぁ。。。と思ったのか
2、3歩歩いた時に急に踵を返し何か閃いたのか
ガサッと玉ねぎをバサバサと籠の中に入れたのです
その心の動きを考えるだけで
私は楽しいのであります
お肉売り場では30前半くらいの
私の娘と同じような年齢のお母さんが
やはり孫のひまりと同じような年齢の女の子を連れ
アゴのあたりに手を置いて
すき焼き用のお肉を見ていたのです
「どうしようか。。。すき焼き。。高いか。。」
きっと今日はご主人のお給料日で
少し張り込んで
「家族ですき焼き!!」としたいのですが
思いの外、今月はお金が必要だった。。
これを子供やご主人に食べさせてあげたい。。
でも待てよ。。。これを食べちゃうと。。。
ま。良いか。買っちゃえ!!
そんな葛藤があったのかどうか定かではないですが
「Mちゃん、今日はすき焼きよ!
パパ早く帰って来たら良いね!
あとで電話しちゃおうか?(笑)」
そんな何とも微笑ましい場面が
多々見れることもあるのです
とにかく勝手に想像が膨らむのであります
悪趣味?そう思われても
私にはスーパーが
楽しくて楽しくて仕方ないのであります
夕方のスーパーの風景
そこには愛す人が夕飯を待っている
そんな温もりがあるのです
何だか良いんだよなぁ。。
最後までご愛読ありがとうございます
ちなみに玉子1パック「99円でした」
安っ!
真剣にご結婚をお考えの貴方
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Posted at 09:39