【無言の闘い（サウナにて）①】
「ミストサウナ入り口」
息を大きく吸ってドアを開けると
思った以上に狭いサウナの室内。。
３人も入れば窮屈に感じるこのサウナに
「平日の昼間やし誰もおらんやろ。。」
そう思って無防備に入ったこのサウナに
３人の先客がいたのだ
私はその時に嫌な予感がしたのです
通常ならば、後から入って来た人には
知らん顔をしてやり過ごす筈が
そんな雰囲気は全く感じることなく
私が入った瞬間に３人が３人とも
ジロッとこっちを見て
「この狭いのにまだ入って来るか？」
さらに、全員がめんどくさそうに
身体を少しずらして
私の入るスペースを空けるように
やれやれ。。
そんな顔に見えたのです
「あ。。どうも。。」
そう言って割り込んだサウナのスペース。。
自分の位置を確かめてから
なるべく気づかれないように３人の顔を見たのです
一人目は、年の頃は40前後か？
首に怪しい金のネックレスをし
澄ました顔をして汗ひとつ掻いていない
顔が怪しい。。
一体どんな仕事をしてるんだろうか？
まぁ平日の昼間にサウナに行くぐらいだから
決して褒められた仕事じゃなさそう。。
あ。自分もか。。
でも私は今日は定休日なのだよ。。
そんなことはどうでも良いか。。
どうも一人妄想が止まらない。。
二人目は、年の頃は70前後。。
少しくたびれたような顔に見える
定年後の寂しさ？を
スーパー銭湯で埋めているか？
しかし、かなりの汗。。
もうそろそろ出そうな感じか。。
私の敵ではないな。。
そして３人目、歳の頃は２５歳前後。。
筋骨隆々！！凄い身体！！
日焼け！！胸毛満載！！
なんというスペシャルな肉体なのだ！
しかし、実はその若者こそ
これから始まる私との
サウナ戦争の相手だったのだ
続きは明日で・・・
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Posted at 09:39