【修羅場】
「だから君の言ってることは
理想論に過ぎないだろ!
何度言えばわかるのだ!」
「あなたはそう言いながら
何ひとつ私たちのことを
理解しないじゃない!」
見たところ30代後半の夫婦?が
喫茶店のカウンターに座る私の後ろで
今にもテーブルを叩きそうな勢いで
言い合いを始めたのだ
喫茶店のマスターが私の顔を見ながら
お手上げのポーズを苦笑いで目配せすると
奥の厨房に入っていったのです
コーヒー好きな私がお昼過ぎ
ひとりで行きつけの喫茶店に向かい
いつものようにアイスコーヒーを飲み
おしぼりで顔を拭いていた時に
その夫婦はやって来た。。
男は椅子に座る音だけで不機嫌さを感じたし
女は顔に生気がなく
うつむいて後ろから入る所作に
どことなく物悲しい気配を感じたのです
マスターに座るやいなや
「コーヒーふたつ!」
その男の有無を言わさない雰囲気の
口元をただ見ているだけの女
慌てたマスターが
「ホットですか?アイスですか?」
聞き返すとその言葉を遮るように
「アイス!」
この暑いのにアイスだろ!
そう言わんばかりの男の態度に
これは見てはいけないと感じたのです
神経質そうな学校の理科の先生
(あくまでも主観ですぞ)
みたいな男は
言葉は綺麗ですが
上から押さえつけるような物言いは
最初から最後まで私がいた時間同じで
詳しい内容まではわかりませんが
離婚について養育費や親権の話しで
今後を夫婦で話し合う?
まさにその修羅場と言える時間に
かち合ってしまったのです
「君には呆れたよ!」
「私たちもあなたに呆れています!」
幾度となく繰り返すお互いを罵倒する
まるでその場には2人しかいない様なバトル。。
小さな店内に客は私だけの状態で
立ち上がる訳にもいかず
そんなタイミングでマスターに
「ごちそうさん」と笑顔で帰ることも出来ず。。
どうしたら良いか?
その時、抜群のタイミングで
そんなことは何も知らない
平和な長男から電話が入り
「やぁ!お父さん、今大丈夫?」
「もちろん!」
いかにも急用な感で外に出る雰囲気を醸し出し
マスターに目配せしコーヒーの代金を払い
無言で店を出たのです
あー助かった。。
離婚話の修羅場にでくわすなんて。。
よりにもよってこの場面で もしも
「この人結婚相談所してます」
そんなこと言う訳ないマスターですが
勝手に想像が膨らんだのです
なんか睨まれそ。。
「出る幕じゃない!」って。。
あーこわかった
最後までご愛読ありがとうございます
久しぶりに見ました。凄い修羅場
何故あの狭い喫茶店で?
真剣にご結婚をお考えの貴方
おせっかいな私達にお任せ下さい。
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Posted at 09:39