【お上品なお蕎麦】
「芦屋川むら玄」
阪急芦屋川を上流に車で走って行くと
知る人ぞ知る
お蕎麦の名店がそこにはあるのです。
西宮に住んでいる会員さんから
「先生、麺類好きでしょ？
美味しいお蕎麦屋さんがありますよ。」
その素晴らしいプレゼンテーション？が
私の卑しい胃袋を刺激したのです。
「とりあえず行ってみよ。」
どんな誘いにも
一切の迷いなし！についてくる家内と
片道１時間半をかけて芦屋川に向かったのです。
「こんなところにお蕎麦屋さんがあるの？」
「でもカーナビが此処って。言ってる」
「あ！あった！」
見ると平日のお昼だというのに
数台の車が駐車場に入るのに並んでいるのです。
「行列？」
ひとまず家内にちょっと聞いてきて。。
と、先に車から降ろし
様子を伺いに行ってもらうと
「お父さん、並んでる。５組目やって。」
そう言っているうちにも
車が後から後から並び出すのです。
その車も「ベンツ」「アウディ」「レクサス」。。
「セレブばっか。。」
芦屋。。
その響きだけで気持ちが負けてる？のです。
「上品そうな人ばっかり。。」
あなたは下品。。大丈夫かしら？
いかにもそんなことを
考えていそうな家内はさておき
店内に入ると
上品な方のオンパレード。。
その上静か。。
いつも行くお蕎麦屋さんと大違い。。
「へいらっしゃい。。。何しまひょ？」
脊骨が９０度曲がったおばあちゃんが
ひょこっと出て来る。。
いつもはこうなのだ。。
どうも勝手が違う。。
出て来たお蕎麦！
何ということでしょう！！
上品な盛り付けもさることながら
美味しいのです！
さすがの名店だけあるのです。
「お父さん、美味しいね。
わざわざ来た甲斐があるね。」
満面笑みの家内。。
最高のお味。。
芦屋川のせせらぎ。。
静か。。
全てが素晴らしいのです。
しかし、その数日後に行ったいつもの
昭和全開？お蕎麦屋さんの 喧騒？が
私には妙に落ち着くのでした。
「へい。何しまひょ。」
注文もしていないのに身体半分が
カウンターに戻りかけているのだ。。
あんたの好みはわかってまっせ。。
考えたふりしてもいつも一緒でんな。。
と、言わんばかりの感じがイイのだ。。
うん。やっぱ落ち着く。。
それが欲しいのだ。。オカシイかな私。。
最後までご愛読ありがとうございます。
まぁたまには上品に行くのもイイか。。
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Posted at 09:39