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父を抱えながら  [2016年06月20日]
【父を抱えながら】
 
 
「車に乗せて、どこか連れて行きたいんですが
 
 大丈夫でしょうか?」
 
 
特養老人ホームで過ごしている父を
 
ドライブに連れて
 
出来れば 普通のように
 
どこかのレストランで食事をと思ったのです。
 
 
母が亡くなり、認知症を患い
 
要介護4の父のお世話すら出来ない
 
情けない私に
 
成婚した会員さんからの推薦で
 
特養施設に正式入所したのは
 
今年の4月だったのです。
 
 
先月には
 
誤嚥から、かなり厳しい肺炎になり
 
その時の担当のお医者さんから
 
 
「今晩がヤマですかね。。」
 
 
そう言われ
 
連日集中治療室に付き添い
 
まる3日、全く目を覚ますことなく
 
チューブにつながれていた父が
 
4日目の朝
 
バタっと目を覚まし
 
 
「腹減った。。」
 
 
既に、今なら言えますが
 
私は、葬儀の段取りも考えていたのです。
 
 
「やはり怪物。。」
 
 
体重は、約半分になったものの
 
完全な昔の昭和の父で
 
今の時代では考えられないくらい
 
「絶対君主」であったのです。
 
 
数年前までは
 
私が暮らしていた海外にも尋ねて来て
 
年齢を感じることなど一度もなかったくらい
 
元気だったのです。
 
 
そんな父は、今月に入り
 
少しだけ身体が回復し
 
先日何とか外出出来るまでになったのです。
 
 
しかし、そのレストランに入るまでの
 
わずがな、階段すらも上がることが出来ず
 
スロープからゆっくり、ゆっくり父を抱えながら
 
レストランの入口に向かったのです。
 
 
私に抱えられるように歩く父の身体は
 
涙が出るくらい軽くて切ないのです。
 
 
「大丈夫か?」
 
 
「大丈夫や」
 
 
どこまでも強いのです。
 
 
帰りの車の中で、目を閉じているのは
 
ゆっくりと、久しぶりの大好きだった車を
 
懐かしんでるようにも思えたのです。
 
 
そんな父を施設に送り届け
 
 
「ほな、また来るわ」
 
 
と言うと
 
今度は、しっかりした声で
 
 
「美味かったな」
 
 
親父、まだまだ元気や、大丈夫や。
 
 
最後までご愛読ありがとうございます。
 
 
もう怒られることもないんだろうな。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                       

 

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Posted at 09:39