【反省。。悔恨の日々。。】
「福山さん、お願いがありまして
１時間でいいです。お時間を。。」
「大丈夫やで。おいで。」
そんなに忙しく思われているのか？
彼からの電話が入った時
そんなことを考えた。。
しかし、誠実で気配りが出来る彼は
いつもこうなのだ。。
聞くと
なんと！年明けすぐの1月1日元旦！
に入籍をするのだと言う。。
その証人に
私たち夫婦になって欲しいとお願いされたのだ。。
「奥さんも
私たち夫婦でええって言ってんの？」
「もちろんです
福山さんご夫婦にお願いしたいと言ってます。」
「ありがたい話しやなぁ。。
責任重大やな。任せろ！」
今年の8月に成婚退会したカップルは
女性会員さんもベスカ神戸の自社会員さんで
入会即の彼女に彼を会わせたところ
あっという間に
「福山さん！結婚したーい！！
彼に決めたーい！！応援して！！」
と、言っていた彼女が
サラッと（笑）彼を射止めたのです。
そんな二人のその後は
私が想像した以上に、波長が合ったのか
その後も何度か二人に会ったのですが
会うたびに この二人が
仲が良いというよりも
熟年カップルみたく 阿吽の呼吸で
何と言うかとても居心地が良いのです。
そんな二人が先日
ベスカ神戸にやって来たのです。
実はその日は、朝から予約が２件
夕方からまた１件入っていて
彼らはその合間の１時間。。と
珍しく忙しい日だったのです。
「年末らしいね。。去年とちよっと違うよね。」
そう言ってる家内の顔は
幸せそうな顔をしている。。
その言葉の裏には
「もっと頑張れ！！いいぞ、おとう！！」
そんなエールを感じながら。。
「やぁ。。元気か？」
「すみません。忙しいところ
時間取っていただいて。」
「忙しないわ。（笑）まだまだ頑張るで！」
笑顔炸裂！の談笑が始まったのです。
そこまではヨカッタ。。。
想い出話や、今後のことを喋りながらも
時間が刻一刻と 迫って来る。。
時計を見ながら「あと３０分か。。」と頭の中では
次に来る会員さんのことを考えていた。。
「じゃぁそろそろ書こか？
もう、君らのは書いてんのやろ？」
「はい。Mー君、昨日ね。
真剣に書いてたんですよ（笑）
凄い真面目でしょ？」
そう言って彼女は
婚姻届を書いているその姿を写メにて
私に見せて くれたのです。
「やっぱ真面目やな。さすがや。。」
「でしょ？（笑）」
「そっか。まぁ書くんはいつも俺やから
家内は筆不精でな。 手書きは全部俺やで。
家内苦手でな。。
婚姻届は家内と何回も書いてるから大丈夫！
まず。。そうやな お母さん！
お母さん！婚姻届先に署名して！」
隣の自分のデスクで作業？をしていた家内が
「ハイハイ。ごめんね 私苦手で。
ここにサインしたら良いのよね。」
「おいおい。間違えたらアカンで。
慎重に書かないと 失敗は許されへんで。」
「あ。福山さん。大丈夫ですよ。
念のために何枚か貰って来てますから。」
「そんなもん、失敗出来るかいな。
大丈夫や。余裕。。」
家内もあちらのカウンターで
署名を書き終わり
「これで良いよね？
でも何回書いても緊張するね。
じゃぁ次お父さん。」
私が最後の証人のサインを済ませば
これで彼たちは晴れて夫婦になる。。
いろんなことがあった。。
特に彼とは想い出が多い。。
二人で泣いた日？もあった。。
全員が静かに見守る中。。
そんなことがふとよぎったのか
ペンを持つ手に思いのほか力が入ったのか
彼のお母さんの顔が浮かんだのか？
「あっ！！！！破れた！！！」
福山昭二。。とサインをした
その昭！という字の右側に
穴が少しずつ開いてしまったのです！！！
「アカン。。やってもた。。」
落ち込む私に家内が
もう私は忘れたいくらいの叱責。。罵声。。
二人は笑顔で
「大丈夫です。大丈夫です。
これくらいならちょっとテープでも貼れば。」
「大丈夫やろか？」
「お父さんしっかりして！！落ち着いて！」
「君ら見てるからちょっと緊張したんかも？」
すぐその場を逃げたくなった私は
慌てながら、焦りながら あちらのカウンターで
なんとか、最後まで気をつけて書こう。。
そして、「住所と。。」「本籍地と。。」
書き終わり眺めてみると
なんと。。。
住所と本籍地の記載が
一緒になってしまっていたのです。
私の住所と本籍地は違うのに
全く複写のように
現住所と本籍地を重ねるよう？に
書いてしまっていたのです。。
「あっ！書いてもうてる。。」
ここまで読んだ方は
ほぼ呆れてウンザリしていると思うのですが
この時の私の自分に対するウンザリは
ここ数年でもかなり上位に
ランクされるくらいのウンザリで。。
何度見ても、間違い。。。
結果
もう一枚の婚姻届に慎重に慎重に書き直し。。
「ホンマにすまん。。」
「いえいえ、とんでもない。
大丈夫です。ありがたいです。
本当に お時間取っていただいて
ありがとうございます。」
そう優しく言われれば言われるほど辛くなり。。
その後は、皆様が思っている以上に
真面目な家内からの
「教育的指導？」は未だに続いており。。。
思い出す度、心が痛む
散々な毎日になっているのです。。
お許し下さい。。
私は大馬鹿な、そんな大切なことを
受けてはイケナイ男なのでございます。。
反省。。悔い改めたく存じます。。。
こんな大切なことを。。
最後までご愛読ありがとうございます。
よし！こうなったら彼たちに頑張っていただこう！！
うんと幸せになってもうらおうじゃないか！！！
忘れさせてくれ！ 頼むMー君！！！
（また。。怒られそ。。家内に。。）
真剣にご結婚をお考えの貴方
おせっかいな私達にお任せ下さい。
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Posted at 09:39