【少し残念。】
先日のお仕事のお昼休憩のこと
「そうそう、久しぶりに
あのお蕎麦さん食べに行こうか？」
「そう言えば長いこと行ってないなぁ。
半年くらい？」
「半年は確実には行ってないね。。」
オフィスの近くにあるお蕎麦屋さん
と言っても商店街の真ん中付近にある
ここのお蕎麦屋さん
一階に面してお店があるのではなく
二階に階段を上がって行くと
カウンターだけではなく
奥には座敷からテーブルから
かなりの広さでありまして
100席はあると思われるのです。
夜には居酒屋に早変わりするのらしい？
ですが、お昼は、あまりお客さんを
見かけることは無いのです。
しかしながら、ここのお蕎麦は麺が手打ちで
なんとも言えず、美味なのです。
当初オフィスを構えた頃
お昼に何処で食べようか？と悩んだ私達は
「あそこ美味しいんちゃうか？」
と動物的勘？な私が見つけた
お気に入りのお店だったのです。
ここの店主さんは
お昼にお客さんを見かけるのが珍しいのか？
「あっ！いらっしゃ。。。」
挙動不審？な動きをして
「良かったかなぁ？
大丈夫？やってますよね。。」
「ハイ。。ハイ。。どうぞ！！」
急に声が大きくなったぞ。。
それは、まさかお客さんが来るとは。。
と思っているんじゃないか？
本当に慌てるのです。
そんな店主さんのキャラが好きなのと
お蕎麦に惹かれ 一年前までは
よく伺ったのです。
しかし、特段理由もなく、足が遠のいたのは
食べに出るのが面倒くさいと
コンビニかスーパーで
家内がお昼を買ってくれるので
少し忘れかけていたのです。
本日
「あっ！」と驚いてくれるお店に行こうとなって
それでも、久しぶりやから忘れたかもね。
と家内と お店の扉を開けると
「あっ。。あっ。何処に行ってたんですか？」
「わぁ。久しぶりでゴメンね。
覚えててくれたん？」
「もちろんじゃないですか！
いったい何があったのかって。」
「ちょっと忙しくてね。」
（そうでもないのだけれど。。）
「まぁまぁどうぞ。今クーラー入れますね。」
（お店の中はクーラーが入ってないのか。。
どうりで暑い。）
「大丈夫ですよ。少し涼しくなったもんね。」
（そんなことを言いながら
扇子でパタパタ扇いでる家内）
それだけなら、もちろん
社交辞令だとは思うのですが
「本当。。久しぶりですよね。
えっと。一年ぶりくらいですか？」
そんなに来てないのか。。
それにしてもこんなに覚えてくれてるのか？
「半年くらいちゃうかな？」
「違います！違います！一年くらいです！
僕、、しっかり覚えてますもん！！」
「ゴメン。ゴメン。。
またちょこちょこ来ますわ。」
（しかしこんなキャラだったか。。
そんなに常連？でもないぞ。）
でも覚えててくれることに嬉しくなって
運ばれて来たお蕎麦を啜りながら
「お母さん。要は、こういうことやな。
商売の基本やな 客を覚えてる
こちらが誰かも全て把握してる。
素晴らしいな。感動やわ。 また来ような。」
「うん。なんか嬉しいね。」
そして帰る時に
「じゃまた来るわ！」
と私が言って先に出て
支払いを家内がするのは
いちいち領収書を書いてもらうためなのです。
「お父さん、感動やわ、それも覚えてくれてた。
支払いしたら さーっと領収書。。
もう書いてくれてんねんよ。感動でしょ？」
「ホンマやなぁ。。
商売人には大切な気持ちを持ってはるな。」
ここまではヨカッタ。。。
「あれっ？これって」
書かれていた領収書を見ると
「ペスカ神戸」？？
「ペスカ？」
ベスカじゃない。。ペスカて。。。
家内と顔を見合わせ
なんとも言えない気持ちになり
「少しだけ残念やね、ペスカ神戸（笑）」
まぁいいか。。 しかし惜しい。。
最後にペスカ神戸とは。。
最後までご愛読ありがとうございます。
ここの店主さんはずっと
「ペスカ神戸」だと思っていたのだろうか？
まぁそうだろうなぁ。。
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Posted at 09:39