【後ろ髪を引かれながら。】
「お父さんとお母さんはー。。
お仕事やからね。
チョー君はお留守番なの。
だから行けないの。。」
「ふひゃぁ～。。ふひゃぁ～。。」
「だ、か、ら、お父さんとお母さんはー
お仕事なの。わかってね。。」
「ふひゃぁ～。。ふひゃぁ～。。」
毎朝の日課。。
家内が、我が家のチョコ君に
お経？の様に言い聞かせているのだ。
それも、洗面台で歯を磨きながら。。
二階に上がって、服を着替えながら。。
その都度、チョコは首を傾げて
家内を見上げている。。と言いたいのですが。
毎日、毎朝、チョコは
私の元から離れないのであります。
家内が、何を言っても
「おとうさん。。ぼくは。。どうなる。。？」
と顔を見つめるのであります。
「お母さんに聞いてみぃ。」
と言っても
瞬きすれは、私が行ってしまうと
思っているのか
私の前から離れないのです。
「おーい助けてくれ！」
と家内に言っても
「あんたが甘やかすから」
と知らんぷり。。
それならば、黙って
仕事の用意をすればいいものを。。
「あのね。チョー君。よく聞いて。
お父さんとお母さんはーお仕事なの。」
と、繰り返し言って
サッサと用意をしている。。
「頼む、チョコ。お父さん仕事なんや。。
なぁ。わかってくれ。。」
「ふひゃぁ～。。ふひゃぁ～。。」
「君の、おやつを
買うために働いてるんや。。」
「ふひゃぁ～。。ふひゃぁ～。。」
アカン。。
特に今日はアカン。。。
「おーい！お母さん！アカン。。
今日は特にアカンやつや。」
「あ。っそ。。目を合わすからアカンのよ。」
「でも視界に入るんや。視界に。。」
「視界に入れんかったらええのよ。」
「入るわ！」
「チョコ！ダメ！お父さんお仕事！」
「ふひゃぁ～。。ふひゃぁ～。。」
「大丈夫。
ほっとき！全てお見通しなんやって。
あんたが甘いって事！」
それでも見つめている。。
いっそこのまま、連れて行こうか？
「今、一瞬連れて行こうか？と思ったやろ？」
「いいや。そんな訳ないやろ！」
「犬は、それがわかるんやって。。
この人甘いから。。って（笑）」
あーあー毎日しんど。。
誰か助けて！
最後までご愛読ありがとうございます。
お父さんは頑張っているんだよ。
わかっておくれ。。
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Posted at 09:39