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昨日のようで。。  [2015年02月14日]
”昨日のようで。。”
 
 
「どうせ、チョコレート
 
  もろてへんねんやろ?ほら。」
 
 
「もろたわ。うるさいんじゃ!」
 
 
「何個もろたんや?一個か?二個か?」
 
 
「何個でもええやろ。うるさい!」
 
 
 
私が中学生の頃
 
あの忌まわしき「バレンタイン」の日
 
 
母親が、学校から帰ってきた私に
 
毎年の様に 「いかにもオカン!」 という
 
「ダイエー」 で買いました。 と云う
 
チョコレートを、特に包装されては無く
 
「少し大きないか?」 と思われる
 
お徳用のチョコを 渡すのだ。
 
 
 
「しょうじは、チョコレート好きやもんなぁ。」
 
 
と言いながら
 
 
「今年も無いのか。。」
 
 
と言いそうなので
 
 
「あのな、オカン
 
 俺はチョコなんかいらんねん
 
 学校にチョコ持って来た女子は
 
 先生に怒られるねんで」
 
 
「何で先生が怒るんや?」
 
 
「そういうのは、禁止やねんて」
 
 
「それでも、持って来てるやろ
 
 女の子やねんから。」
 
 
「まぁ中にはおるわな。」
 
 
「でも。お前は貰ってない。。」
 
 
「うるさいな!
 
 大体オカンがバレンタインなんかすんな!」
 
 
「ええやろ!お前は!口ごたえばっかり
 
 お母ちゃんな。。怖いわ。」
 
 
「わかった、わかった。。置いといて。」
 
 
「そんで、誰が貰ったんや?
 
 K君か?O君か?」
 
 
「Kも、Oも、もろとる。」
 
 
「そやろな。あの子らは男前やもんな。
 
 お母ちゃん見たらわかるわ」
 
 
「もう、ええから、出ていけ!寝るから!」
 
 
「溶けんうちに食べとき。
 
 お母ちゃん。行くで!」
 
 
「はよ、行け!」
 
 
 
多感な中学生の私は
 
「バレンタイン」に
 
チョコを貰う事の心配?よりも
 
毎年、小学生の時から
 
母親の「チョコレートもろたか?」が嫌で
 
その日には、帰りたくなくなるほどでした。
 
 
それでも、中学生3年生の時
 
当時女子からのチョコは
 
 
「本命チョコ」 以外 「義理チョコ」 など
 
無かった時代に
 
 
クラスの女の子に貰って帰った時の
 
母親の喜び様は凄まじく
 
 
「どんな子や?可愛いんか?
 
 やったなぁ。しょうじ!」
 
 
と我が事の様に喜ぶ母親の手には
 
またまた「ダイエー」で買った チョコが。。
 
 
今思えば、母親は
 
自分が脳梗塞で倒れるまでの
 
それこそ 小学校から私が40歳になるまで
 
チョコを買って来たのでした。
 
 
それは、どんな時でも
 
いそいそと買って来たのでした。
 
 
 
結婚しても私だけでは無く
 
私の息子達にも、毎年必ず
 
チョコを買って来たのです。
 
 
 
「オカン、もうええって。大変やろ。。」
 
 
と言っても
 
 
「アホ!勝手にやってるだけや。」
 
 
と笑っているだけ。。
 
 
それは、きっと母親なりの不器用な
 
愛情表現だったと
 
今なら全てわかるのです。
 
 
どんな時でも、自分だけは
 
「愛している」
 
とチョコを渡していたのでしょう。
 
 
 
そんな母親は、全く身体が動けなくなり
 
病院のベッドで 10年以上も
 
寝たきりだったある日
 
 
定期的に、見舞いに行っていた私に
 
もちろん、話す事すらも
 
難しくなっていたにも関わらず。
 
 
 
「しょう。。じ。。
 
 今日。。バレン。。タイン。。やな」
 
 
「どうしたんや、オカン。
 
 そうやバレンタインや。」
 
 
「お母ちゃん。こうて。。やられへんな。。」
 
 
 
と目を閉じた。。
 
 
こんなになったまでも
 
私にチョコを渡そうとしているのか?
 
と思うと、なんだか泣けて泣けて。。
 
 
 
「オカン、要らん要らん。
 
 また元気になったらこうてな。」
 
 
「すまん。。な」
 
 
 
母親の愛は
 
どこまでも深く無償であったと。。
 
 
 
そんな母親が亡くなり
 
もう2年が経ったものの
 
この「バレンタイン」の日
 
書きながら想うのは
 
 
元気一杯の母親が、私の帰りを待って
 
いきなり、部屋に入って来て
 
 
「どうや!しょうじ!チョコもろたか!」
 
 
まるで、昨日のようなのです。
 
 
最後までご愛読ありがとうございます。
 
 
 
男性諸君。
 
母親からのチョコは喜んで?食して下さいな。
 
☘☘

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Posted at 09:39