"「人間の証明」"
遠い昔に見たこの映画。。
その中で、主題歌を唄う
ジョー山中さんが 唄った
この
このイントロで使われていた
この詩が私は、大好きなのです
帽子 西条八十先生作
--母さん、僕のあの帽子
どうしたでせうね?
ええ、夏碓井から霧積へ行くみちで
渓谷へ落としたあの麦稈帽子ですよ。
--母さん、あれは好きな帽子でしたよ。
僕はあのとき、ずいぶんくやしかった。
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。
--母さん、あのとき、向うから
若い薬売が来ましたっけね。
紺の脚絆に手甲をした---。
そして拾はうとして
ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
だけどとうとう駄目だった。
なにしろ深い渓谷で、それに草が
背丈ぐらい伸びていたんてすもの。
--母さん、本当にあの帽子どうなったでせう?
そのとき傍に咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃつたでせうね。
そして、 秋には、灰色の霧があの丘をこめ
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが
鳴いたかも知れませんよ。
--母さん、そして、きっと今頃は
--今夜あたりは、 あの渓間に
静かに雪が降りつもっているでせう。
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と
その裏に僕が書いた Y・Sという頭叉字を
埋めるように、静かに、寂しく--。
生前、母親が大好きだった
森村誠一先生の小説
この映画を見た時
とても何故か悲しくて。。
人間の抱えてきた、業の深さ。。
切なすぎる、終わりに
涙が溢れてきた。。。
エンドロールで流れる、この唄は
ジョー山中さんの
魂が聞こえてくる様な
シビれる歌声でした。。
みなさんも
機会があったら如何ですか?
西条八十先生の詩は深いですね。
最後までご愛読ありがとうございました。
いい演技しているんだなぁ。。
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Posted at 09:19