“二人鍋”
「お父さん、鍋でもしょっか?」
冬場の定番「鍋」
「水炊き」
「すき焼き」
「寄せ鍋」
「キムチ鍋」
寒くなると、
「鍋」が食べたい気分に
なるのはなるのですが
もう、二人だけで「鍋」を
食べるとなると“大変”で
必ずと言っていい位、
最後まで食べ切るのが
困難になってしまうのです。
(見た目以上に、私は少食)
それでも、最後は雑炊にでも
と思うのですが・・・
散々食べた後に、
いい出汁がでていようが
「もう、無理。。」
とギプアップしてしまうのです。
先日もテレビで「鍋」を
芸能人の方が美味しそうに
食べているのを見た家内が案の定
「鍋しょっか?」
と、分かり易い
思考回路で言い出したので
「テレビ見たままやん」
「でも、美味しそうやで、よし!!」
「出た!!」
と。。
こうなると、買い物に
ダッシュで行くスピードは
「唖然。。」とさせられ。。
帰って来ているな。。と、うたた寝から
目が覚めてボンヤリしていると
「もう、出来たで!お、き、て、よ!」
「えっ!もう出来たん?」
見ると、鳥鍋に餅まで入れて
グツグツさせながら
すでに、台所で
作り上げていた「鍋」をもって
器用に片足とお尻で
ふすまを開けやって来た。。
「しかし、こんな食えんで、
二人やで」
「男やろ、大丈夫!食べれるって。」
そうなんです!
二人で鍋をするには、
絶対的に量が多いのです!
それでも、残れば、
次の日にも上から足してとなると
「なんかなぁ」と思うので
(下手をすると過去には2日くらい)
何とか「頑張って」食べるのですが
食べても食べても減らないので、
ふと家内を見ると
“完全に、食べなければいけない具の選択”
に入っていて明らか、
スピードダウンどころか、
目線は
「お父さん、いける?」
になっていて
「おい、もう委ねてるやろ?」に
「だって、男やし、
残したら勿体無いと思わへん?」
そんなに、相撲取りでもあるまいし
食べれまっかいな!
こうなると、最後家内は
水菜、椎茸、豆腐と今回
人気の無かったトリオを
ガッサリ私の取り皿に揃えて入れ
「やっと、終わり。。食べれたね。。」
そんなんとちやうと思う。。
あの、昔家族で
取り合った「鍋」が懐かしいわ。。。
最後までご愛読ありがとうございます
ちよっと待て。。
まだまだ冷蔵庫に野菜が残ってる
あー怖。。