不思議な人Part②
「それって、何が釣れますの？」
先日の事ですが、
私の愛犬の散歩コースの一つに
明石大橋が目の前に広がる
絶景ポイントに
「釣りのメッカ」
みたいな愛釣果にはたまらない
ポイントがあるのですが、
早朝から夜中まで
釣りキチを唸らす釣果があるらしく、
季節、季節で釣れる魚も
鯵から太刀魚、なんでもござれ！
って感じなのですが
いつもの様に
愛犬を散歩させながら、
アホみたいな顔をして歩いて、
(寝起きはいつも)
釣りをしている後ろを
迷惑がかからない様に
歩いていると
おや？
「なんや？あの人？
釣竿持ってへんで」
「ホンマや、なにしてんのやろ？」
そうなんです
光景を一言で言うのは
難しいのですが、
壁沿いに糸だけを垂らし
釣竿も持たずただひたすら
右に左に太めの糸を垂らしながら
真剣な顔をして同じ動作を
繰り返し糸だけを垂らして
よくよく見るとエサが
「スルメ」で歩き続けているのです。
年の頃は40から50位でしょうか？
しばらく見ていて
あまりに不思議な
明らか周りの皆さんとの空気感の違いに
興味がドンドン湧き上がり、
多分、皆さんなら声をかけるのも、
まずはしないでしょうが
面白そうなので
「何か釣れるんですか？」
って聞くと
「シー、シー、今、引いてるから」
「ホンマですか、ちなみに何？」
「明石のタコでんねん、
このスルメで引っ掛けまんねん」
「そんなんで釣れますの？」
それだけ聞いてやめれば良かった。。
「釣れたらええなと思ってまんねん、
なんせ仕事がこれやから」
「えっ？仕事？」
「タコ食いたいねん、エサは高いやろ、
スルメでタコ釣ったら徳やん」
あかん。。。
完全に目がイッテしもてる。。。
しかし、スルメでタコて。。。
いろんな人がおりますなぁ
私はこんな人が大好きです。
最後までご愛読
ありがとうございました。
釣りは楽しいですぞ。
