【そらの初恋?】
「今日はいるかなー。そらくんのお友達。。」
朝夕と毎日のそらのお散歩
決まった時間になると待ちきれないとばかり
私たちの顔を凝視する
「そらくん行こか?お散歩行こか!」
家内の声に反応するそら
玄関先に飛び出すとグルグルグルグル回りだす
「そうなの、嬉しいの、そらくん」
見てられないくらい甘い顔をした家内によって
苦手な首輪をつけられると
「早く抱っこしてくれ!」 とばかり
私に歩み寄る
ささっと抱き上げ
そらを連れ玄関から階段を降りて行く
そのわずかな時間にすでに興奮がこみ上げ
両脚をバタバタさせている。。
私の腕から今にもジャンプしそうなので
(今まで2回ジャンプしましたが無傷)
両腕を意識して跳ばないように注意を払う
やっとお外に出ることが出来たそらは
これが生後6ヵ月?とは思えないくらいの力感で
私を引っ張るのです
早朝、ほぼ人に会うことはないこの住宅街を
一周するのですが
実はそらのお散歩の最大の楽しみは
お散歩の終盤に会うかも知れない
2匹の「お友達」なのであります
2件並んだその場所に
「ゴールデンレトリバー」「柴犬」
のワンちゃんが居て、そのあたりに近づくと
そらの引っ張る力は最大になるのです
友達と言っても
こちらが勝手にそう思っているのは
そらの姿が見えたらどちらも外犬で番犬なので
急いで10段くらいの階段を降りて来て
施錠されている玄関のわずかな隙間から
鼻先を出しそらに向かって
「わおおおおおお!!!!!!おおーん!!!」
明らかに当初は威嚇されていたのですが
全く怯むことなく、我が家のバカ犬も
自分の身体の二十倍くらい大きい ゴールデンに
「キャン!キャン!!!キャン!!!」
と吠え続けるのです
そんな毎日でしたが
不思議なことに日を追うごとに
少しずつ変化が現れてきて
段々段々
「これはお互いが
楽しみになってきてるんじゃないか?
嫌いだったはずが
これだけ毎日雨の日も風の日も
熱心に通い続けるこの小さなバカ犬と
顔を合わせるうちに
変な愛情が湧いてきたんじゃないか?」
そんなことを思ってしまったのは
ゴールデンレトリバーと逢瀬を終えると
そらくん、ささっとお隣に移動し
もうすでに待ち構えている柴犬ワンコのところでも
同じような時間を過ごすのですが
その逢瀬を外壁によじ登り
哀しげな表情で凝視する
「ゴールデンレトリバー」がいるのです
そらはそれには目も向けなく
柴犬との逢瀬に夢中になっているのです
充分に堪能したと思える時間を過ごすと
また自宅に帰るまで犬ぞりのような引っ張りを見せ
そらくんのお散歩が終わるのです
「そら、どっちが好きなんやろな?」
と私が家内に聞くと
「さぁ。どうでしょ?(笑)」
あれ?この感じ
遠い昔に記憶があるぞ。。。
娘の恋愛話などで心配している私に
「さぁ。どうでしょ?(笑)」
あー苦しい!!!
「どうなる?そら」君の初恋
最後までご愛読ありがとうございます
今日も元気にお散歩行って参ります
イヒヒ。。
楽しみ。。楽しみ。。
Posted at 09:39