【25年前、あの日】
「お父さん！！子供達！！！子供達！！！」
阪神淡路大震災25年前のあの日
突き上げるような激しい揺れは
一度も経験したことがなかったのだ
神戸は比較的地震がない地だと言われ
あの日、あの揺れがあった時も
まさか地震だとは思わず
何か爆弾が落ちた！？
咄嗟にそんなことを思ったのです
あまりの驚きで
今でも家内に言われるのですが
お恥ずかし話
私自身、腰が抜けたようになり
ただただあたふたしていたのですが
家内はこれこそ飛んだ！ように
急いで子供達の名前を叫びながら
それぞれの部屋に向かい
安全を確認したらすぐに子供達を部屋に集め
抱き抱えていたのを思い出すのです
「助かった。。」
声にならない声を上げたのも束の間
次から次と襲ってくる余震に怯え
急いでラジオをつけると
あの神戸の街が信じられないような現実が
これでもか！と流れ続け
「お父さん。。どうなってるの？
これって神戸よね。。」
「地震。。こんなことあるんか。。。」
電話も全く繋がらなかったので
すぐに親の安否を確認するため
急いで車を走らせ両親の顔を見て安心し
当時、2件の飲食店を家族で経営していたので
その足でお店に向かっていたら
信号という信号が点灯しておらず
道路のあちこちで信じられないほどの陥没があり
その時、初めて私たちの住んでいる地域は
被害が少なく神戸の中心地に行けば行くほど
それはそれは筆跡出来ないほどの惨状でございました
それでも時間をかけ神戸三宮のお店に着き
車を止めると
ガスの匂いが充満していて、近くのビルは倒れ
数件のビルから火災が起きていたのです
その時、目の前を
ガス会社の緊急自動車が通ったので
大きく手を振り一旦車を止め
「この辺りガスが漏れてます！！」
というと真っ青な顔をされて
「わかってます！！！わかってます！！！」
と、ほぼ止まらず急いで走り去られ
残された私が見たのは
無残にも一階の部分が消えた
私たちの入居しているビルでした
その地下で営業していたので
絶望感だけを残し離れないといけないと
すぐに危険だと判断し
その場を去るしかなかったのです
２件目のお店を確認に向かう時には
身体が震えながら
それでもビルの倒壊や火災
陥没した道路に細心の注意を払いながら
元町のお店に着いたのでした
ビル自体は残っていたのですが
入り口が瓦礫で入れず
時間をかけ、やっとの思いで店に入ると
その現状はとてもじゃないですが
昨日までお店を営業していたとは思えないほどの
散々たるものでございました
それでも、瓦礫や砕け散ったガラスや
お皿の破片を避けながら厨房の中に入り
持てるだけのパンや缶詰を手に取り
今まさに余震で崩れるんじゃないか？と怯えながら
急いでお店を出たのです
それから自宅に帰るまで
神戸の街は刻々と被害が拡大しているのを
目で見ながら
自分には何も出来ないと無力さを感じ
ただただ家族の今後どうすれば良いのか
これこそ途方に暮れるとはこのことでございました
しかしもう一度家族の顔を見ると
フニャフニャと崩れ落ちそうになり
生きていてくれた。。
それだけでとてもありがたい
と泣いたのを今でも思い出します
あれから25年
神戸の街は変わり、私たちも変わった
あの震災の時、あの日から生きていくため
それはそれはいろんなことがありました
いつかゆっくりお話し出来る日があればと思いますが
あの震災、あの時の神戸の全てを語るには
25年はまだまだ短いとも思うのであります
最後までご愛読ありがとうございます
あの日、あの時家族がいたから
頑張ろうと思った、また頑張れた
なので私はやはり
家族を作って欲しいと思うのであります
真剣にご結婚をお考えの貴方
おせっかいな私達にお任せ下さい。
資料請求の方はこちらから
メールでお問い合わせの方はこちらから
ご来店ご予約の方はこちらから
お電話の方はこちら078-797-5398です
心よりお待ちしております。
Posted at 09:39