【カーペンターズが教えてくれたもの】
市場で買い物をと家内と二人
ぶらっと歩いていた時だった
商店街の奥深く間口の狭い入り口の隙間から
私の臭覚センサーが反応した瞬間
すでにお店の中に入っていた
「買い物。。」と言いかけた家内も
長い結婚生活の中で諦めているので
この人が何をするのか？どこに行くのか？
などと野暮なことは聞かず
黙ってついてくるのであります
カウンターだけのお酒と
少しのおつまみのお店だったのですが
「味噌田楽」のメニューが見えたので
食べたいと思ったのです
お酒を一滴も飲めない私ですが
家内は大好きなのでそれはそれでいいかなと
しかし席についた途端、パッと目に入ったのは
ずらっと並んだCDの数！！
立ち上がり見てみると
なんと素晴らしい！！
私がいつも聞いているような
音楽ばかりなのであります
「凄い！素晴らしい！」
感心そうに唸りながら眺めている私に
そこのママさんが
「好きなCDかけますよ リクエストください」
お客さんは私たちだけというのもあり
ここはワガママを聞いていただける！
しかしこれだけ聴きたいアーティストの中から
いざ誰かを選ぶのかは本当に難しいのであります
もちろん私の中でのNO１は
中学生の時からこの歳になるまで
「伊勢正三さん」が
一度もブレることなくファンなのですが
ここは私が思う洋楽のNO１のカーペンターズを
聴こうとリクエストさせていただいたのです
微笑みながらそのリクエストに応えてくれた
ママさんがそっとCDをかけると
「when I was young Id listen♬」
流れるような透き通った
カレンカーペンターさんの声が
店中に響き渡ったのです
家内と私、そしてそこのママさんも口ずさみ
ふらりと寄った店が私たちには
とても楽しい最高の時間になったのです
同じ時代、同じ時間を過ごした私たちの青春時代
そこにはいつもあの「カーペンターズ」がそばにいて
未だに覚えきれない英歌詞があり
それでもなんとなく当てずっぽうで
口ずさんでいる私を指摘することもなく
長年付き合ってくれる家内に
ありがたいと思うのであります
「それって間違えていない？」
そう言われていたらこんなに自信を持って
長年大声で歌ってはいなかったと思うのです
男には間違いを指摘するよりも自信を持たすこと
それが一番なのだと、先日「カーペンターズ」を
歌っている時にふと思ったのです
最後までご愛読ありがとうございます
45年も経つのに未だに全て覚えきれない
ま、いいか（笑）
なんとなく歌えるし
真剣にご結婚をお考えの貴方
おせっかいな私達にお任せ下さい。
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Posted at 09:39