【甲子園の怪物】
前評判通りのシャープなバッティングで
一年生ながら この重圧の中
たいしたものだなぁと唸ってしまうのです。
こんな選手がいずれプロに入り
我々野球ファンを楽しませてくれるのでしょう。
野球大好きな私にとって
この季節はたまらない季節なのです。
昼間は高校野球、夜はナイター。。
「よく飽きませんこと。。」
と嫌味を言う家内を尻目に
チャンネルを合わすのですが
最近はプロ野球よりも
高校野球が面白くてたまらないのです。
何より、「一緒懸命」なのです。
最近のプロ野球には
何か、その辺りを感じないのです。
贔屓のチームがそうなのか
「もっと悔しがれ！！」と
三振しても、能面のような顔をして
モニターを眺めながら
ベンチに戻って
「あー疲れた。。」みたいな顔をすると
「俺に打たせろ！！
あんなもん誰でも出来るわ。」
「お父さんが？（笑）」
「少なくとも三振したら悔しい！！！って
顔したるわ。 ファンが見てんねんぞ！」
そんなおめでたい毎晩に
何万回見ても選手の顔を覚えない家内。。
特定のハンサムな選手だけは
しっかりと覚えている。
まぁそれは良いとして。。
「清宮君って、この子？
可愛い顔してるね。えっ！一年生？」
何度も言っている。
少なくとも10回は言っている。
「一年生やで。凄いやろ？」
「大きな身体！でもホームラン打たへんね。」
「そんなポコポコ打つかいな。」
「ふーん。。でも。。あっ！またアウト！」
もういい。。
興味がないなら黙っていて欲しいのです。
私は未来のスラッガーを
この目で静かに確かめたいのです。
「お父さん、お昼何食べたい？ソーメン？」
どうでも良いのです。
「おお！守備も良いね。センスあるなぁ。。」
と独り言を言うと
「良いね。清。。。なんやったっけ？」
「清宮。。」
「はいはいはい。清宮君。この子怪物やね。」
と立ち上がり、台所に立った。。
見るなら見ろ！君も！
これだけ注目されてるスラッガーさえ
君にとっては、実は興味のないことで
それよりも「何そうめんにしよかなぁ」と
どうでもよい独り言をいう
私には君が怪物としか思えないのです。
最後までご愛読ありがとうございます。
これからが正念場だろうな。清宮君。。
重圧に負けるな！
私の贔屓のチームにて
お待ちしておりますこと
くれぐれも心よりお祈りしております。
真剣にご結婚をお考えの貴方
おせっかいな私達にお任せ下さい。
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Posted at 09:39