”ドクターX”
「米倉涼子さん、センスある。。
なんかお洒落。。」
「お父さん、好きやね。。毎回言ってるね。」
「いくつ？この人？」
「どうなんやろ？35歳くらいかな？」
初老夫婦？二人にもなると
夜は出かける事も無く
もっぱら、テレビ鑑賞が中心の生活であり
最近では 「夢のコタツ生活」に突入したので
寝転んで、今日も テレビをつけながら
何見る？とチャンネルを合わすのです。
そんな時間が私には、至福の時で
さらに言うならば 愛犬チョコが
私の腕枕にでもいるならば
「さいこー！」なのです。。
しかしながら、チョコは
コタツを出してからというもの
1日の大半をコタツの中で過ごし
たまに出て来たと思ったら
家内の腕枕にスッポリ。。
「全然、けーへんやん。。チョコ！チョコ！」
家内の腕の中から
目を少しだけ開け私を見ながら
「頼む、お前じゃない。。来るなよ。。」
とでも言いたいのか
微動だにしない。。
あまりのしつこさに
呆れたのか家内が
「チョー君、お父さん呼んでるよ。。
少しだけ行ってあげたら。」
少しだけ行ってあげたら。。。？
どうして、「罰ゲーム」みたいな
言い方をするんだ！
結果
完全に力が抜けた様な「重いまま」で
私の所に引き渡された チョコは
少しの間だけ
「我慢している」様に見えるのです。
私では、イケナイのか？
私が、身体中を触りまくるからか？
鼻先に顔を近づけるから、嫌なのか？
それとも、家内に洗脳されているのか？
結果、3分もすれば
「もーやめて！！」
と逃げ出すのです。
「あっ！また逃げた！」
「チョー君！チョー君！」
「あのさ、ドクターX見てるんやけど。。
うるさいよ。」
「そうやけど。。チョコがさ。。」
「あっ！見て！米倉涼子さん
カッコいいよ。。足綺麗ね。。」
「あ、ホンマや。。」
「私も、なんかあったら
こんなドクターに直してもらいたいわ」
「こんなんおるかいな（笑）」
「そんな事ないって、わかれへんよ。。」
そんな話をしながら
タブレットを開いてメールをチェックしてると
「おい！
ドクターとお見合い成立！入ってるわ！」
「あ！ホンマやん。。
凄い、凄い、いいねぇ。」
「有りやで。。これは。。イケるか。。」
「私。今、思った。。これは運命やって。
ドクター希望の彼女に
私達が偶然見ていた、ドクターX。。
これは絶対。。必然。。
この人が私達の探していた
ドクターXと違う？」
テレビ見すぎ！！
最後までご愛読ありがとうございます。
究極のプラス思考だなぁ。家内は。。
おめでたいわ。。
頼みます。。「ドクターXさん」
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Posted at 09:39
