”K田先生 ③”
「先生、アカン、アカン！！
へべれけやん！」
「うるさい！おれひゃ
ほうしひょうと、ホットケ！」
「バレるで、先生。。
見送りの親も来てるで。。」
「ホウカ。。」
修学旅行の当日
朝まで飲んでいたK田先生。。
完全に仕上がった？足取りと
ろれつの回らない受け答え。。
結果、クラスの友に頼み
出発まで、トイレに待機させ。。
みんなが乗った後に、電車に乗せ
「先生、もう寝とき
絶対、起きんでええで！」
に、黙って頷きながらも
ほぼ目を閉じたので
「先生、寝たで！」
と言うと、歓声が上がる
修学旅行の列車の中
かれこれ、長野スキーに向かうまでの
長時間 一度も目を覚ますことなく
無事目的地に着いたのです。
着いた途端
「おい、ここどこや？」
と、自分が修学旅行の引率で
あることすらも 忘れているのか
「先生、長野です」
「ふーん、もう着いたんか？」
と。。
長野に着いた我々は
クラスごとにバスに分かれ
旅館に着いたのですが
小さな旅館は、私達クラスだけの
人数しか 泊まれず
もちろん、K田先生と出来れば離れたいと
中心から外れた旅館で
明らかに夫婦と従業員1名。。
と、なんとも 切なくなる、旅館で。。
「せっかくの修学旅行
なんぼ、スキーゆうても。。」
と、女子の嘆きは、致し方なく。。
そんな、旅館でこれから過ごす
スキー合宿？ しかしながら、K田先生
「おお！ええな！こりゃええ！」
何がいいのか全くわからず。。
しかし、その疑問も
スキーの練習？を終え
(もちろん、K田先生は行くわけもなく。。)
帰って来た私を見つけ
「早めに自由時間にせえ。
それと、お前らの部屋、なんの間や？」
アカン。。なにがしたいんや？
それでも、K田先生は担任の先生。。
言われた通りに 早めに自由時間にして
部屋に戻ったと思ったら
嬉しそうな顔をして
部屋に入ってきて。。
「おい、麻雀するぞ
牌あるから、メンツ集めろ！」
「先生。。ホンマですか。。」
いつの間に麻雀牌を。。。。
この人はどこまで。。
結果、徹マンになったのですが
「先生、大丈夫？酒は？
うわー臭。。アカンでしょ。。」
「お前ら、スキーなんかオモロイか？
あんなもん寒いやろ？」
「そんな事ゆうても仕方ないですやん。。」
「まぁ、お陰で君らがスキー行ったら
こっちは一人でゆっくりや」
「でも、今日も、S先生探してましたよ」
「お前どない言うたんや？」
「いや、K田先生少し体調が
思わしくないらしいと。。」
「S先生？あんなんどうでもええわ。。
さぁやろか！」
「先生、明日も来ませんか？」
「アホか行くか！俺はここの旅館の
オヤジと飲んどくわ」
アカン。。
最悪や。。
この人。。
壊れとる。。
しかし、何故、こんな先生が
先生として生きていけてるんだろう？
目の前にいるこのモンスター？は
嬉しそうな顔をして メンツを見て
「おう。これが今、うちのクラスの中で
一番麻雀が強いんやな」
「まぁそうですかね」
「お前らの実力をみたろかいな。。ヒヒヒ」
旅館のオヤジからいつの間にか
借りてきた麻雀牌を かき混ぜながら
「先生、これは、まさか
賭けませんよ。。ね？」
「なんでや？賭けるに決まっとるやろ？」
「でも、先生、なんぼなんでも。。賭けって。。」
「ええやねえか、そんなもん
賭けなオモロないやろ、点一でええやろ」
「まぁ、別にええですけど。。」
「あ、それから
見回りせなアカンからな」
「そりゃ先生、行かなあかんで！」
「もうええやろ。。修学旅行に来て
先生の見回りされても嬉しいないやろ」
「まぁそりゃそうですけど。。」
「委員長、お前、みんなに
今から行って、言うてこい！
今日は、先生見回り行かへんから
大いに自由にしなさいって言ってこい！」
「先生が一番自由な気が。。」
「うるさい！それでええんや！はよ行け！」
K田先生の伝言を伝えに女子の部屋に行き
「K田先生、出来上がっとる
今から麻雀や、みんな何してもOKや」
「ふっきゃん！ええの！何しても？」
「ええやろ、K田先生が人の事言えんやろ！」
「そりゃそうだ（笑）」
一回りして帰ってきたら、もうすでに
「あ、それポン」
「通せこのチーピン！」
「甘いわ、それや」
「裏ドラは。。いそこか？」
なんとも楽しそうなK田先生の
声が弾んでるのです。。
しかし、その僕が抜けている間に
何が起こったのか 麻雀をしていた
僕に友達、ギャラリーの全員が無言。。
そこで、見たK田先生の凄さは。。
明日もK田先生で。。
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電話の方はこちら078-707-6111です
お待ちしております。
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みんなが乗った後に、電車に乗せ
「先生、もう寝とき
絶対、起きんでええで！」
に、黙って頷きながらも
ほぼ目を閉じたので
「先生、寝たで！」
と言うと、歓声が上がる
修学旅行の列車の中
かれこれ、長野スキーに向かうまでの
長時間 一度も目を覚ますことなく
無事目的地に着いたのです。
着いた途端
「おい、ここどこや？」
と、自分が修学旅行の引率で
あることすらも 忘れているのか
「先生、長野です」
「ふーん、もう着いたんか？」
と。。
長野に着いた我々は
クラスごとにバスに分かれ
旅館に着いたのですが
小さな旅館は、私達クラスだけの
人数しか 泊まれず
もちろん、K田先生と出来れば離れたいと
中心から外れた旅館で
明らかに夫婦と従業員1名。。
と、なんとも 切なくなる、旅館で。。
「せっかくの修学旅行
なんぼ、スキーゆうても。。」
と、女子の嘆きは、致し方なく。。
そんな、旅館でこれから過ごす
スキー合宿？ しかしながら、K田先生
「おお！ええな！こりゃええ！」
何がいいのか全くわからず。。
しかし、その疑問も
スキーの練習？を終え
(もちろん、K田先生は行くわけもなく。。)
帰って来た私を見つけ
「早めに自由時間にせえ。
それと、お前らの部屋、なんの間や？」
アカン。。なにがしたいんや？
それでも、K田先生は担任の先生。。
言われた通りに 早めに自由時間にして
部屋に戻ったと思ったら
嬉しそうな顔をして
部屋に入ってきて。。
「おい、麻雀するぞ
牌あるから、メンツ集めろ！」
「先生。。ホンマですか。。」
いつの間に麻雀牌を。。。。
この人はどこまで。。
結果、徹マンになったのですが
「先生、大丈夫？酒は？
うわー臭。。アカンでしょ。。」
「お前ら、スキーなんかオモロイか？
あんなもん寒いやろ？」
「そんな事ゆうても仕方ないですやん。。」
「まぁ、お陰で君らがスキー行ったら
こっちは一人でゆっくりや」
「でも、今日も、S先生探してましたよ」
「お前どない言うたんや？」
「いや、K田先生少し体調が
思わしくないらしいと。。」
「S先生？あんなんどうでもええわ。。
さぁやろか！」
「先生、明日も来ませんか？」
「アホか行くか！俺はここの旅館の
オヤジと飲んどくわ」
アカン。。
最悪や。。
この人。。
壊れとる。。
しかし、何故、こんな先生が
先生として生きていけてるんだろう？
目の前にいるこのモンスター？は
嬉しそうな顔をして メンツを見て
「おう。これが今、うちのクラスの中で
一番麻雀が強いんやな」
「まぁそうですかね」
「お前らの実力をみたろかいな。。ヒヒヒ」
旅館のオヤジからいつの間にか
借りてきた麻雀牌を かき混ぜながら
「先生、これは、まさか
賭けませんよ。。ね？」
「なんでや？賭けるに決まっとるやろ？」
「でも、先生、なんぼなんでも。。賭けって。。」
「ええやねえか、そんなもん
賭けなオモロないやろ、点一でええやろ」
「まぁ、別にええですけど。。」
「あ、それから
見回りせなアカンからな」
「そりゃ先生、行かなあかんで！」
「もうええやろ。。修学旅行に来て
先生の見回りされても嬉しいないやろ」
「まぁそりゃそうですけど。。」
「委員長、お前、みんなに
今から行って、言うてこい！
今日は、先生見回り行かへんから
大いに自由にしなさいって言ってこい！」
「先生が一番自由な気が。。」
「うるさい！それでええんや！はよ行け！」
K田先生の伝言を伝えに女子の部屋に行き
「K田先生、出来上がっとる
今から麻雀や、みんな何してもOKや」
「ふっきゃん！ええの！何しても？」
「ええやろ、K田先生が人の事言えんやろ！」
「そりゃそうだ（笑）」
一回りして帰ってきたら、もうすでに
「あ、それポン」
「通せこのチーピン！」
「甘いわ、それや」
「裏ドラは。。いそこか？」
なんとも楽しそうなK田先生の
声が弾んでるのです。。
しかし、その僕が抜けている間に
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Posted at 09:07
