“天井に何が見える?”
先日、母の一周忌
お寺さんのお経をききながら
ボンヤリと想い出して
10年以上も
同じ病院のベットで
同じ、何も変わらない
光景なのに
ふと、私が病院の三脚に座り
ウトウトしていて
はっ、と母を、
変わらない母を見ると
じーっと天井の
一点を見つめていた。
あれだけ、感情を
むき出しにして生きてきた
母が、澱んだ目で
ただ一点を見つめて
何時間も
何日も
何年も
見るだけの
あの希望が見えない天井に
何が見たかったのか?
何を伝えたかったのか?
何が見えたのだろうか?
どうして、私は、バカ息子は
母に、子供に聞く様に
話しをしたのだろうか?
もっと、子供の頃の様に
母親を頼って
あげなかったのだろうか?
もう、怒られることも、
褒めらることも
まして、笑ってくれることもない。
「一年なんて、早いなオカン」
最後までご愛読ありがとうございました
母の一周忌にて。。。
Posted at 09:54