”おっ!イケメン!”
「お父さん、あの荷物持ってる人、
めっちゃおっとこ前やで、見てん?」
「ホンマにおっとこ前や、
あんな人、入って欲しいなぁ」
仕事帰り、
駐車場に行く道途中で
出会った男性
年齢は多分28〜30位か、
本当にハンサムで
街灯に照らされている
ダンボールを持ちながら
「探している感」が、
これまた哀愁をそそる
顔はそうですね。。。
芸能人で言うと
とにかく、美形なのです。
そうそう、身体の感じは
「もこみち」みたいな感じなのです。
ところが、その
「もこみち、ダルビッシュ仁」君
ダンボールを抱えながら、
こちら側をジーっと
見ているじゃないですか?
「何?何?」
「こっち見てるで」
振り返ると、
私達しかいないのです。
「まさか?何?ひょっとして
うちに入りたかったりして。。」
そんな都合のいい会話しながらも
段々と距離が近くなってきて
明らか、
もうすでに向こうは話かけます!という顔!
「あの、すいません。
お願いがあるのです」
「えっ?はい何か?」
明らか、家内の声が
“世紀のひっくり返り少女声に変わってる!”
「実は、このリンゴ、
今日採れたての青森リンゴなんですけど
一つ良かったら買っていただけませんか?」
「はぁ?リンゴ?青森?」
「そうなんです、
青森から送ってきてくれたリンゴ
なんですが今日食べると、
絶対に美味しのです」
「君?果物屋さん?」
「はい、アルバイトなんですけど、
売れない時は売りに行け!
って店長に。。。」
「今時、そんなんあるねんな、
リンゴ売りで町をさまよう。。」
「ホンマに美味しんか。なんぼ?」
この感じが私は本当に絶望的に弱い。。
すると、家内はあの
「もこみちダル仁」で見せた
少女の顔は完全に気配が消えうせ
「すいません、主人、リンゴ苦手ですの」
「そうですか、お安くしときますよ、
1個300円ですが
2個で500円で結構です」
「はい?本当にゴメンね、主人苦手ですの」
「?俺?」
そんな感じでその場をしのいだのですが、
今時はすごいね。。
行商もあんなイケメン使うか。。
買う人おりまっせ。。。
「しかし、普通に歩いてても
何かが起こるね」
って家内。。。
しかし、イケメンやったなぁ。。
最後までご愛読ありがとうございました
わたくしリンゴは好きでございます!